銀座。
私が大好きな街。
歩いているだけで、こんなにパワーをもらえる場所って
なかなかありません。
(2019年2月撮影 コロナ前の銀座通り。 この日は歩行者天国で、買い物袋を手に行き交う人々で賑わっていました)
街を満たす空気や、通り過ぎる風や、街に灯るライトまでもが
洗練されていて美しく、エネルギーに満ちているのです。
平日の昼下がり。
半年前に訪れたときよりは、かなり活気が戻ったようで
嬉しく思いました。
でも、まだまだ、コロナ前とは全く違います。
興奮したような声で叫んだり、
家族を呼び合ったりしている
浮かれた外国語が乱れ飛んでいたあの銀座はどこへ?
コロナの恐怖がなくなったなら、
また観光客の笑顔が溢れる日本に戻ってほしいですね。
(2021年4月撮影。 東京オリンピックの旗がひらめく「みゆき通り」。
木々の緑がきらめき、ブランドショップが建ち並ぶ美しい通り♪)
秋晴れの中、銀座を気持ちよく歩きながら
ファンケル銀座スクエアへ!
今日の一番の目的は、ファンケルスカイガーデンの薔薇を見ること!
初めてここを訪れたのは2019年。
その時のことがブログ記事にも残っていました。
この時のテーマは、和風だったんですよね。
薔薇×和!って、意外と似合うんだなーと新鮮さを感じました。
その後はコロナ禍で東京には行けず・・・
この場所で薔薇を見たのは、なんと2年ぶり☆
ファンケル銀座スクエアの10階。
エレベーターのドアが開くなり、美しいバラの花に迎えられます♪
今年のテーマは「Rose Masquarade」。
ヨーロッパのルネサンス期に登場した
仮面舞踏会(Masquarade)
日常から逃れ、姿を隠し身分を明かさず愉しむ人間の姿は
棘を隠し優雅に踊る薔薇のよう。
(イベントの展示作品紹介より)
薔薇のシャンデリア。
ちょっと大人な雰囲気ですね。
アーチをくぐれば、バラたちのマスカレード(仮面舞踏会)が。
レッドカーッペットと花々。
たった2室だけの空間ですが、
ほんのひととき、大都会・銀座にいることを忘れてしまえます♪
窓から差し込む光に照らされて咲き誇る
130鉢のバラたち。
そよ風に吹かれて自由に咲いている公園のバラに比べると
やっぱり室内というのは可哀想なのかな?と思ったりもしますが
有名なフラワーデザイナーさんに素敵に飾り付けてもらって
銀座で花開く・・・って、誇らしい気分なのかもしれません。
こればかりはバラに聞いてみなければわかりませんね。
薔薇の周りには、ミツバチもブンブン。
10階なのに・・・?
感染対策も考えて開け放たれた窓から
入って来たのでしょうか。
熟年夫婦、お一人様のご老人や
お昼休みにちょっと休憩に来たようなOLさん、
子ども連れのお母さんも
写真をカシャカシャ。
やっぱりお花の前ではみんな笑顔でした。
大都会の真ん中で咲く様々な薔薇を見て、
思い出す映画があります。
レア・セドゥ主演の幻の薔薇 。
舞台は戦後、50年代のパリ。
レア・セドゥ演じる美しき若妻が
日々の空しさや空虚さを埋めるかのように
浪費に走っていく様を描く一作。
その夫はバラ園の跡取り息子で
薔薇の育種家の男性。
日夜、新種の薔薇の研究に打ち込む夫と
現実逃避のため、高級マンション、ドレス、家具・・・と
浪費が止まらない妻。
どんどん美しくなっていくレア・セドゥと、
崩壊していく家庭。
レア・セドゥ自身がバラのように美しい映画です。
タイトルの「幻の薔薇」というのは
レア・セドゥ演じる妻が追い求めた
決して掴むことのできない結婚生活の理想だったのか、
夫が愛し、けれど結局つかまえることのできなかった
一人の愛する妻のことだったのか・・・
もうずいぶん前に観た映画ですが、
またもう一度、観なおしたい一作です。
制作:2010 制作国:フランス 監督:アモス・ギタイ
出演:レア・セドゥ グレゴワール・ルプランス・ランゲ
話が脱線してしまいました。
今回のローズガーデンは11月14日まで。
残念ながら、終了してしまいました。。。
でも!!
ファンケルスクエアガーデンは、
季節ごとに様々な飾り付けで楽しませてくれます。
春は、お花見ガーデン。
綺麗でしたが、桜が全て造花だったのには
ガッカリしました。
桜の命が短いのはわかります。
でも、枯れていてもいいから、やっぱり本物が観たかった。
先月は、オータムガーデンでした。
可愛かったです!
次は、クリスマスツリーが飾られるのですって。
ツリーは11月18日から12月25日まで。
どんなガーデンになるのかしら?
楽しみですね。
あっという間に、もうクリスマスの飾りが見られる季節になりました。
クリスマスツリーを飾って、年賀状を用意して
来年のカレンダーや手帳を買って・・・忙しい季節が巡ってきます。
街がきらめくシーズンがやってくるのですね。
慌ただしくても、きらめきに目を向ける余裕を失わず
夢を見る余白を、心のどこかにいつも残しておきたいものです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
<薔薇好きな人へ>