今年も与野公園でバラの花を観て来ました。
昨年の5月には、コロナ感染拡大のため
つぼみを全て切り落とされてしまったバラたち。
丹精こめて育てた大切なバラの花のつぼみを
開く前に切らなくてはならなかったスタッフの方々の気持ちを思うと
心が痛んだものでした。
(その話についてはこちらの記事で↓↓
コロナを乗り越えて咲き誇る!秋バラの魅力☆与野公園バラ園<埼玉> - Miyukeyの気まぐれブログ
)
今年もまだ感染拡大まっただ中・・・
毎年恒例だった「バラ祭り」は開催中止でしたが、
今年はつぼみを切り落とすことなく、無事に満開の薔薇を楽しめました。
不安や心配の多いいまの時期ですが
美しく咲き誇る花々を前にして、
胸の中がふわりと明るく華やかになるのを感じました。
花を見る人々の顔は、みんな笑顔。
美しいものは、それだけで、人にパワーを与えてくれるのです。
与野公園のバラは約180種類3000株。
見渡す限りがバラで埋め尽くされていて、まるでバラのお花畑。
こんなにたくさんのバラの花のつぼみを、
昨年はスタッフさんが、ひとつひとつ摘まれたのですね。
断腸の思いで・・・
改めて、その作業の辛さ、大変さを思いました。
今年は、こんなに素敵なバラたちに逢えてよかった!!
空に向かって羽ばたいているようなブロンズ像と
バラの花のコントラストが美しい・・・。
春バラは、秋バラよりも花が大ぶりで色鮮やかだと言われます。
公園に足を踏み込んだ瞬間にそれを感じました。
冬の間に蓄えたエネルギーで、力いっぱい咲く満開の薔薇たち・・・
寒い凍えるような日も、じっと耐えて
花開く日の準備をしていたんですね!
そんなバラの花たちの華やかさに私たちもパワーをもらえます☆
与野公園のバラの花の魅力は、手入れされすぎていないこと。
野に咲いているかのようにのびのびと枝を伸ばしている様子が
とても自然で美しく、それぞれのバラの良さを引き立てているのです。
数あるバラの中で、目を惹いたのが、
ピンクの大輪の薔薇。
その名も「ダイアナプリンセス・オブ・ウェールズ」。
気品に満ち、凛としているけれど、気取らない・・・
そんなダイアナ元妃の在りし日の姿が花と重なりました。
帰ってから調べると、
ダイアナ元妃が亡くなった翌年に作出されたバラだとのこと。
苗木の売り上げの一部は、
ダイアナ元妃の遺志を継いで創設された
「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ記念基金」に寄付されるそうです。
生前、エイズやハンセン病、地雷除去など多くの問題に取り組んだ
ダイアナ元妃。
その尊い姿は真の美しさを放ち、いまも私たちの胸の中で生き続けます。
人の命は有限。
でも、人々の笑顔のために生きた人の人生は
この世から去った後も私たちを勇気づけてくれるのですね。
(注:「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ記念基金」との契約が切れたため、現在はこの薔薇は「エレガント・レディ」という名前だそうです。が、与野公園では、薔薇名の表示が「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」と書かれていたので、当ブログでは、表示の名前でご紹介しました。)
それにしてもたくさんの薔薇の種類・・・!
一目見ただけでは薔薇とはわからないようなものから、
ザ・バラの花!といった風格のあるものまで・・・
180種類って、こんなに多いものなんですね。
とはいえ、この世に存在するバラの花の種類は、
なんと4万種以上!!
現在もバラの育種家たちによって、
次々と新たな品種が生み出されているのです!
今後、どんなバラが誕生するのか・・・?わくわくしますね^^
秋には咲いていなかった薔薇のアーチも満開でした。
アーチの良さは、日光に照らされて透けて見える
葉の緑のきらめきと薔薇とのコントラストが見られるところ。
今回は、与野公園の春バラをご紹介しました。
日本中に、美しいバラ園は数あれど、
私は与野公園のバラ園が、とっても気に入っています。
昨年はつぼみを全て切り落とされてしまったバラたちが
今を盛りと花をつける、その美しい姿の向こうに
自然の生命力の強さと
スタッフの方々の愛と涙が見えるような気がするのです。
また、自由にありのまま、のびのびと咲いているバラたちの姿は
なにかと制限の多いいまの自粛生活の閉塞感を
吹き飛ばしてくれるような気がしました。
たくさんのメッセージとパワー、エネルギーをもらえる
与野公園のバラ園。
これからも薔薇の季節がめぐってくる度、訪れたい場所です。
薔薇の後ろ姿の魅力について、また、コロナ禍の与野公園のバラのつぼみのせん定について書いた記事が、こちらです↓↓併せてご覧ください↓↓
埼玉よいとこ一度はおいで♪↓↓
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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