関東
「魔女」と聞いて、何を思い浮かべますか? 何百年も生きたシワシワの顔にイボだらけの曲がった鼻、黒い服? ホウキにまたがり空を飛び回る姿? それとも、あやしい鍋をかき回し、ハンサムな王子さまも一瞬でカエルに変えてしまう 薬を作っている姿でしょう…
トーネットの曲木ハンガー、赤いビロード張りの椅子、 大理石のテーブル・・・・ オーストリアのウィーン。 この街のカフェは、昔から人々のくつろぎの場であるとともに 名だたる文化人が集い、傑作を生み出した場所。 そんな素敵なウィーンのカフェの空気を…
ボンボニエールって、知っていますか? ボンボン(砂糖菓子)を入れるための、小さなかわいい容器のことです。 もともとはヨーロッパで広く使われていたものですが 日本では皇室の引き出物として広まりました。 日本に渡り、独自の発展を遂げたボンボニエー…
このポストカードは、私の実家のベッドの横、 朝、起きたらすぐに目に入る場所に貼ってあります。 大学生のときに買いました。 大学を卒業して社会に出るとき、 日本語教師を目指して頑張っているとき、 そして、結婚するとき。 転機を迎える朝、いろいろな…
ついに出ました、夫の転勤辞令。 次は愛媛。 東京本社から四国本社へ・・・。 生まれてこのかた、ずっと都会暮らしの私。 利便性に富んだ街で楽ちんな暮らしばかりしてきた私にとっては 愛媛県への引っ越しは、一抹の不安が・・・ それでも、落ち込んでいる…
しばらく風邪で寝込んでおりまして、 ずいぶん久しぶりの更新となってしまいました。 気付けばもう2月!あっというまに2023年も一か月が過ぎてしまいました。 どのようにお過ごしでしょうか? 今回は先月訪れた「久伊豆神社」をご紹介します。 この神社…
昨年、川越をぶらぶらと歩いているときに たまたま通りかかった場所・・・ 「旧山崎家別邸」。 吸い寄せられるように中に入ってみると・・・ そこは、川越の老舗菓子屋「亀屋」の五代目 山崎嘉七の別邸でした。 建築物大好きの私は一気にテンションアップ! …
久々に母が大阪から来てくれ、一緒に東京へお出かけすることに☆ 東京は魅力的な場所の宝庫・・・☆ 限られた日数で、どこへ行くか・・? 一緒に行きたい場所は山ほどあり、頭を悩ませましたが、 以前からずっと母と行きたかった百段階段へ行くことに。 現在、…
埼玉県の別所沼公園には詩人・立原道造が設計した ヒアシンスハウスがあります。 この別所沼を訪れ、ここに5坪ほどの家を建てて暮らすことを 夢見た立原道造。 その夢は叶うことなく24歳で結核により亡くなりました。 立原道造の没後66年の時を経て 20…
今年も与野公園の薔薇を見に行って来ました☆ 約150種類2000株以上の薔薇が咲き誇るバラ園です☆ まずは木々がいっぱいの道を抜けていきます。 色づきかけている葉の間から差し込む秋の光が優しくて☆ 落ち葉が朽ちていく匂い、森林の匂い、秋の匂い! …
川越を舞台にした、ほしおさなえさんの小説「菓子屋横丁 月光荘」。 最近、このシリーズの一巻目を読み、その魅力にハマってしまいました。 私は、「もし家の声が聞こえたら?」というブログ記事を書いたことがありますが、(家の記憶 - Miyukeyの気まぐれブ…
東京・三鷹の山本有三記念館へ行って来ました☆ 実は、私、山本有三の作品は一冊も読んでいないのです。。 が、この記念館のことを知って以来、 その美しい建築様式に憧れ、 私の「一度、訪れてみたい!リスト」に名を連ねていました。 予定していた日は、ま…
浦和の伊勢丹を歩いていたら、ぱっと目に飛び込んできたのは 懐かしい絵。 イバラードの世界 井上直久版画展 用事もそこそこに、7階の美術画廊に足を早めていた。 まだ小学生のときのこと。 母が一冊の画集を買って帰って来た。 仕事の帰りに、ギャラリーの…
今年も行って来ました、川越氷川神社の「縁結び風鈴」。 約2000個の江戸風鈴が、風に揺れて可愛らしい音を奏でる光景は まさに圧巻☆ 川越の夏の風物詩となっています。 期間ギリギリになってしまったものの、今年も行くことができました。 注)この記事…
東京都庭園美術館で、現在、開催中の「蜷川実花 瞬く光の庭」展。 コロナ感染も広がる一方で不安もありましたが、 私が大好きな蜷川実花×庭園美術館!となると、行かないわけにはいきません。 一瞬一瞬の「生」のきらめきを蜷川実花さんならではの感性で 切…
田中 保(たなか・やすし)という画家を知っていますか? 私は、埼玉に引っ越して来てから、初めて知りました。 美しさの中に垣間見られる孤独と、寂し気な光に魅せられ 私は、その名前を忘れられませんでした。 私が初めて観た田中保の絵「サン・ベネゼ橋 …
戻り梅雨でじめじめとした天気が続いていますね。 前回の記事から、ずいぶん間が空いてしまいました。 その間、日本には衝撃的なニュースが駆け抜け、 悲しみと驚きに包まれたり またコロナ第七波が急拡大したりと、 様々な出来事がありました。 前回は人生…
SOMPO美術館の「シダネルとマルタン展」へ 行ってきました。 シダネルとマルタンは「最後の印象派」と言われる世代の中心的人物でしたが 没後は長らく忘れ去られた存在に。 近年、再評価され、今回、国内初の展覧会だそう。 ともに固い友情で結ばれ、互いに…
ずっと行きたかった百段階段。 展覧会「大正ロマン×百段階段」へ行って来ました☆ 百段階段は、もう、圧倒的なまでの雅な世界。 そこで堪能する大正ロマンの展示は、女性の心を掴むものばかり。 でも、今回は、個人的にとても好きだった竹久夢二の展示に スポ…
東京都庭園美術館の「アールデコの貴重書展」へ行って来ました☆ 貴重書の展示も良かったのですが、 この度の目玉は、なんと言っても 贅を尽くし、こだわりぬかれたアールデコの館であり 旧朝香宮邸であった建築物を堪能できること!! 展覧会場として使用さ…
楽しみにしていた根津神社のつつじ祭り! 見ごろに合わせて訪れることができました。 今回は、写真を中心に、根津神社の歴史あるつつじ祭りを ご紹介したいと思います。 ☆開催情報☆ 名称:第51回 文京つつじまつり日程:2022年4月2日(土)~5月1日(日)時間:…
最近、何にワクワクしましたか? 胸が高鳴る経験をしましたか? 最初から最後まで、ずっとワクワクしっぱなし、 胸がときめいて、ついつい笑顔になれる・・・ そんな魔法のような「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」 へ行って来ました。 …
桜の木にも、緑の葉が見られるようになりました。 季節はどんどん巡っていきます。 三省堂書店 神保町本店の存在は知っていました。 140万冊もの在庫を抱える超大型書店。 一度は足を運んでみたいと思っていたのですが オミクロン感染拡大で、なかなか出かけ…
週末は王子へ桜を見に行きました。 飛鳥山公園の桜は、早くも散り初め。 満開でも散り初めでも。桜は人々を笑顔にするのですね。 今回は、どーーうしても参拝したい神社がありました。 それは王子神社。 なんと、王子神社内の末社・関神社では、 日本でも珍…
街の至る所で桜の花が見られる季節になりました。 三回目のワクチン接種も無事終わり 蔓防も解除されたので 感染対策は万全にしながらも、ぼちぼち街へ繰り出せるかな!と ワクワクしています。 とはいえ、ステルスオミクロン増加や第七波といった 不穏なニ…
東京のガイドブックで写真を見てから ずっと行きたいと思っていた東京ジャーミイ。 下北沢へ遊びに行った時、足を伸ばしてみることに。 今日は、日本最大級のモスク「東京ジャーミイ」の 写真を中心にご紹介したいと思います。 注)☆東京ジャーミイを訪れた…
日本国内のみならず、世界中から注目を受ける画家、 千住博の美術館が軽井沢にあります。 いま、日本画で最も高い値がつけられている画家の一人だと聞き、 期待を胸に訪れました。 今回は、私が特に感動した三作品を取り上げてご紹介します。 軽井沢の千住博…
軽井沢で訪れた睡鳩荘(すいきゅうそう)。 白樺の木々と湖の向こうに佇むヴォーリーズ建築の洋館。 それを見ただけでも、絵の中に飛び込んだような錯覚を起こしますが そこで過ごした家族のストーリーは、 その外観にも増して美しい物語のよう。 今回は、2…
私が下北沢に惹かれたきっかけは 一冊の本との出会いから始まります。 1、吉本ばなな「下北沢について」 裏表紙の内容紹介文を読んで、 下北沢のガイドブック的なエッセイを期待して買ったのですが 実際は、ずいぶん違った内容でした。 このエッセイに名前…
初めて訪れたアーティゾン美術館(旧:ブリジストン美術館)。 今回は「M式『海の幸』森村泰昌」展、 「印象派 画家たちの友情物語」展、 「挿絵本にみる20世紀フランスとワイン」展 という三部構成の展覧会を開催中です。(2022年1月10日まで) …