Miyukeyの気まぐれブログ

関東在住の30代主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪

チューリップが招く狂乱の時代!映画「チューリップ・フィーバー」に見る人々の夢と欲望

 

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花屋さんにチューリップが並んでいるのを見ると

ああ、もうすぐ春だなーと感じます。

チューリップの花には、どんなイメージがあるでしょうか。

春の陽気な陽だまりを感じさせる明るい花・・・

誰もが知っている「チューリップ」の童謡や

子供でも簡単に描ける花・・・ということから

「子供」を連想するかもしれません。

また、育てやすく、安価なためか

公園でも庭でもたくさん見かけます。

薔薇や百合といった高貴な印象の花々に比べると

チューリップはどこかあどけなく、

純真でかわいらしいイメージがあります。

棘があって美しい薔薇が高嶺の花だとすれば

チューリップは、手が届きやすく、いつも傍に優しく寄り添ってくれているような・・・

ところが!!

そのイメージを180度変える映画に出会いました。

今回、ご紹介するのは、映画「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」です。

ネタバレはありませんので、最後まで安心してお読みください。

 

1、映画「チューリップ・フィーバー」

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(字幕版)

 『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』(原題:Tulip Fever)は、

2017年アメリカ合衆国イギリス合作の歴史・恋愛映画。

17世紀チューリップ・バブル時代のアムステルダムを舞台に、

既婚女性と恋に落ちる画家の物語を描く。

監督はジャスティン・チャドウィック

モガーの小説『チューリップ熱』(原題:Tulip Fever)を脚色している。

17世紀オランダチューリップ・バブル時代。

貧乏画家のヤン(デイン・デハーン)は、若い女性ソフィア(アリシア・ヴィキャンデル)とその夫コルネリス(クリストフ・ヴァルツ)の肖像画を依頼される。

ソフィアは元々孤児で、豪商のコルネリスの許嫁となったが、年配の夫との優雅な生活を楽しめず、子供が出来ないことにも悩んでいた[4]

肖像画を描くうちにヤンとソフィアは秘密の恋に落ち、

未来を一緒に築こうと、リスキーなチューリップ市場への投資を始める。

      引用:チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 - Wikipedia

 

 「リリーのすべて」でアカデミー賞を受賞した

アリシア・ヴィキャンデルが罪悪感にさいなまされながらも

許されない恋に堕ちていく美しき妻を演じています。

ストーリー的にはところどころツッコミどころはあるものの、

世界的ベストセラー小説が原作とあって

非常に巧く出来た映画で、

最後までぐいぐいと引き付けられます。

フェルメールの「真珠の首飾りの少女」をオマージュしたブルーの衣装や

大人気モデルのカーラ・デルヴィーニュ、

大女優ジュディ・デンチなど豪華俳優陣にも注目です。

 

2、時代背景となったチューリップ・バブル

 

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それは遠い昔、オランダで起きたこと・・・でも、人の欲望は昔もいまも変わりません。

 

私が最も興味深く、面白く感じられたのは

映画のストーリーそのものではなく

その時代背景でした。

17世紀、オランダ。

チューリップ・バブル」と呼ばれるその時代に、

チューリップの球根は

比類なきステータスシンボルであり、

大変な贅沢品だったのです。

一時はたったひとつの球根が邸宅一つ分もの価格で

売買されるほどの価値を持ちました。

チューリップの球根取引所には、毎日、人が詰めかけ

多くの人々が一夜のうちに多額の財産を築いたり、

全財産を失って破産したりしたといいます。

この時代の様子を「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」は

克明に描いています。

球根の値を叫ぶ男たちに溢れる取引所の熱気。

少しでも珍しい球根を手に入れようと熱狂する人々。

熱に浮かされ、取りつかれたような瞳の輝き。

信じられないほどの金額が書き込まれた小切手を

手にして狂喜する者と

全てを失って川に飛び込み自殺する者。

たくさんの人々の運命が球根ひとつによって

大きく変わった時代。

それがチューリップ・バブルでした。

 

Semper Augustus Tulip 17th century

当時、最も高価だったチューリップ。(絵:ウィキペディアより)

 

中でも、「ブレイカー(色割れ)」と呼ばれる

2色以上の縞模様のチューリップの球根は最も珍しく、

価値があるとされていました。

いまの研究によれば、

それは単なるチューリップの感染症から生まれた品種なのですが

当時は最も美しく稀有なものとして珍重されていたのです。

映画の中の人々の人生も、

「ブレイカー」によって大きく変わっていきます。

 

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 [Blu-ray]

チューリップ・バブルの時代に生きる人々の恋と罪、愛を描いた映画。

 

3、チューリップが招いた狂乱の時代。夢と欲望と幻と

1636年から1637年にピークを迎えた

チューリップ・バブルはペストの大流行とともに

終わりを告げました。

ペストによって、買い手が球根の取引に行けなくなったことから

球根の価格が急落したのです。

球根の所有権証明書の紙切れだけを握りしめ

路頭に迷う人々・・・

一つの時代の終わりとともに、全ては無と消えました。

チューリップの花の色に、

人々が見た夢と欲望。

季節が終われば散りゆくチューリップの花と同じように、

球根によって莫大な富を得るという野望は、

儚く消えていくひとときの幻となったのです。

 

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この映画を観るまで、チューリップ・バブルのことは

ほとんど知りませんでした。

チューリップを見る目が変わりました。

その美しさゆえに多くの人々の運命を狂わせたチューリップ。

あどけない天使の顔をして男たちを翻弄する悪女のような花・・・??

いえ、花には罪はありません。

欲望をたぎらせ、売買を繰り返したのは

人間たちなのですから。

自然の中では、どの花が価値があるかなんて関係ありません。

全ての生命が尊く、ただありのままにそこにあるのです。

花はいつだって自然のリズムに合わせて、

そしらぬ顔で咲いています。

愚かしい人間たちに毒されることもなく、

清らかなままに。

 

4、最後にf:id:Miyukey:20210223175651j:plain

 

チューリップ・バブルの時代に生きた人々の

愛と野望、罪を描いた映画「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」。 

美しい映像とともに、希望を感じさせるストーリーに

観終わった後は、明るい気持ちになれます。

それと同時に、

毎年、春を彩ってくれる身近な花であるチューリップの歴史や

17世紀のオランダの生活を垣間見れる一作です。

私はチューリップ・バブルのことを知らなかったので

チューリップの意外な側面を知った気がしましたが

この時代に詳しい方が観れば、また違った発見があるかもしれません。

運命を大きく変えたチューリップと

それを取り巻く人々のラブストーリー、

機会がありましたら、ぜひ。

 

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

この記事で扱っております画像の中で、注釈のないものは全てフリー素材Pixabayから頂きました。https://pixabay.com/ja/

 

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