ほんの短い旅だったとしても
後から振り返ってみると、その旅行が、とても充実していて、
(過ごしている時は楽しくてあっという間だったにもかかわらず)
時間にしてみると「長かった」と感じるのは
なぜでしょうか。
例えば1泊二日だけの旅行だったとしても、
到底、二日間で起こったこととは思えないくらいの
たくさんの出来事、感情、出会いで溢れている・・・
それが、私にとっての、旅。
でも、そこで、思うわけです、
なぜ、普段の日常は、流れるように
あっという間に過ぎてしまうのか。
なんとか、旅をしているときのように
「密度が濃い」「充実した」
「その時は楽しくてあっという間だけど、
後から考えると、長かったと感じられる」毎日が
過ごせないか、と。
そう言うと、
「それは『毎日がクリスマスだったらいいのに』と言ってる
子供と同じだろ」
「日常生活が旅行のようだったら、疲れない?」
って声が聞こえてきそうなのですが。
もちろんそれも一理あり賛否両論あるとは思います。
でも、少しでも、いまより充実した日常を過ごしたいという方は
私と一緒に、考えて頂けませんか?
1、旅行の時間はなぜ濃密なのか?
なぜ旅行中の時間が充実しているのか、リストアップしてみました。
(☆これは私個人の旅行に基づいて作成したものです。)
☆楽しいことばかりのスケジュール ☆行きたいと思っていた所へ行ける ☆快適で美しいホテルで過ごせる ☆たくさん歩く ☆美しいものばかりを見る ☆初めての経験、体験が多い ☆知らなかったことを知ることができる ☆大好きな場所へ行ける ☆その地ならではの美味しいものをたくさん食べられる ☆綺麗な写真が撮れる ☆心からワクワクすることをしている ☆散財しても「旅行だから」で済ませられる
2、これなら日常でもできる!
1でリストアップしたうち、
日常でもできそうなことは・・・
①新しいもの・ことに挑戦する
子ども時代の時間は濃密で長く感じ
年を取るにつれて、時間は速く過ぎるように感じられる・・・
それは、子どもの頃は毎日が新しい経験の連続で
時間当たりの情報の密度が高く、
大人になると、ほとんどが既に経験した出来事の繰り返しになるからです。
マンネリ化、単調、退屈によって、
大人は時間があっという間に過ぎるように感じるのです。
(詳しくはこちらをご覧ください↓↓
旅行でも同じではないでしょうか。
見たことがない景色に出会い、
食べたことがないものを食べる。
知らなかったことを知り、初めて会った人と言葉を交わす。
初めてのことを夢中で数多く体験することによって
子供の頃のように新鮮な気持ちで物事を見て
たくさんの驚きや発見をしているのです。
私が大好きな映画に、ティファニーで朝食を があります。
裕福な男性達から援助を受けて暮らすホリーと作家のポール。
ある日、ホリーはポールに
「今日は、初めてのことをして過ごさない?順番にひとつずつ!」
と提案します。
ホリーにとっては図書館へ行くこと、早朝にNYを歩くこと。
ポールにとっては朝食前のシャンパン、そして万引きすること(!)・・・
初めての体験の中で、
二人は、お互いに惹かれあう自分の心を認めるようになるのです。
旅行に行かなくても、日常生活の中に「初めて」はある・・・
それをこの映画のワンシーンは教えてくれます。
ただ、それに気付けない自分がいるだけなのです。
あなたにとっての「新しい経験」は何ですか?
特別なことじゃなくてもいいのだと思います。
いつもとは違うジャンルの本を手に取る、
食べたことのないものをネットで注文して試してみる
新しいオンラインセミナーを受けてみる・・・
きっと、何かあるはずです。
身の回りの「新しい」を探して挑戦してみれば
きっと新鮮さや驚き、発見があり、
一日を充実させられるのではないでしょうか。
②携帯を見ない
旅行中に携帯を見るのは、写真を撮るときくらい。
あとは、グーグルマップくらいでしょうか?
それに比べて、家の中で携帯を見る時間の多いこと・・・
SNS、ゲーム、動画アプリ、ニュースサイト。
役に立つこともありますが、
見た瞬間に満足して忘れてしまうことも多い情報の数々。
そういったものに時間を費やしているうちに
一日は、そして人生はあっという間に過ぎてしまいます。
携帯に頼らない「経験」「体験」をしているから
旅行中は、あんなに時間が豊かなのだと感じます。
いきなりは難しいけれど、携帯を手に取りかけたら
思い出したい・・・本当に、いま、携帯が必要なのか?と。
③家にいても少しでも運動する
旅行に出ると、知らない間に歩数計がすごいことになっています。
「えー!!今日、こんなに歩いたの!?」と。
旅にいる間は羽が生えたように軽い体が
家では、家事を前に、石のように体が固まるズボラー主婦Miyukey。
精神的なものも当然ありますが、運動不足のせいで
余計に体が固まるというのもあります。
おいそれと外出できないいまですが、
近所の散歩や家の中でできる運動もたくさんあります。
私は動画配信LeanBodyとオンラインヨガをしています。
また、トランポリンも買いました。
どれも、空いた時間で、運動音痴の私を程よく癒してくれる
心強い味方になってくれています。
音も静かで、軽くて小さいトランポリン。普段は、ちいさなクッションソファとしても使えます。
ヨガデザインラボのヨガマットは、何よりデザインと色合いが美しくてオシャレ!
広げるだけでテンションが上がります。私のような「なんちゃってヨギーニ」にぴったり。ちなみに私は、「ドリームランドスケープ」という柄を使っています。
④なるべく美しいものに触れる意識を持つ
旅行をしていると、はっと胸を打つ風景や忘れられない光景に
出会います。
心から美しい!と感じられるものに触れて、
感動が溢れ出す経験ができるのです。
日常では、見慣れた景色ばかり見ることになりがちです。
でも、意識するだけで、それは少し変わります。
あなたが「美しい」と感じるものは何ですか?
いつものバラエティ番組の代わりに、
雄大な景色を写した旅番組を見て、
コロナ収束後の旅を夢見るのもいいものです。
お花屋さんで、好きなお花を買って来て飾って楽しむのも素敵です。
びっくりするような大きな月や、美しい夕焼けを見つけることが
できる日もあるでしょう。
あなたが美しいと感じる音楽、本は何ですか?
一度、「美しい」にテーマを絞って、
自分の周りに美しいものを置いてみれば、
思わぬ充実感が得られるかもしれません。
銀色夏生さんの写真集は、切なくて美しくて大好き。
銀色夏生の写真詩集「微笑みながら消えていく」 美しくも切ない景色が心に染みわたる一冊 - Miyukeyの気まぐれブログ
写真家・川内倫子の写真とともに、女性生物学者:レイチェル・カーソンの遺したベストセラーが読める贅沢な一冊は、まさに「美しい」本。
⑤部屋を過ごしやすいように整える
部屋を過ごしやすいように整える。
これはMiyukeyにとっての最難関。
でも、旅先で、素敵なホテルや旅館のお部屋に泊まると
思いませんか?
こんなお部屋に住めたらなぁー!と。
私は毎回、思います。
このまま、ここに住みつきたい!と。
ホテルや旅館のように至れり尽くせり、
広々とした美しい空間や高級家具はなかったとしても
住環境を整えることは、自分でもできるはずだと気づきました。
毎日、少しずつでも掃除をする、ゴミは小まめに捨てる、
お気に入りのものを素敵に飾り付けてみる・・・
ズボラな私には、とっても難しいことなんですが
それでも、2020年に更新した「小さな習慣」の記事以来、
毎日、音楽をかけながら床掃除するのは続いています。
この記事です↓↓
最近、読んだ
未処理のことを抱えている人生は、ガソリンタンクに小さな穴があいてガソリンを漏らしながら走っている状態に似ています。(P209)
と、ありました。
洗濯物や食器洗い、掃除や家計簿記入など、
家の中には面倒なことも多いけれど、
未処理にしておけばおくほど、エネルギーが漏れてしまう・・・
そう考えると、雑事をこなすというのは
自分を大切にすることにも繋がるのですね。
言葉で言うほど簡単ではありませんが、
「快適さ」を求めて、少しでも家事雑事をこなしたいと思います。
⑥楽しいことを選ぶ
旅行中は、ずっとワクワクしています。
次は、何に出会えるのか!?とドキドキしています。
旅行というのは「楽しいこと」の連続だから。
日常は、そうはいかず、辛い仕事や大変なことも多いです。
でも、どんなに忙しくても、体調が悪くても
ほんの10分でも30分でも、自分が楽しいと思える時間を
過ごすようにしています。
私にとっては、文具や雑貨の店を見る、本屋へ行く、
綺麗なお花を見る、夢中になれる本を読む、
録り溜めたビデオを見る(宝塚、洋楽番組、海外の番組など)・・・
(本当は美術展や映画が好きだけど、いまはコロナで自粛中。)
そして、何か迷った時は、
自分が楽しい!ワクワクすると思えるほうを
選択したいと思っています。
旅で感じるワクワクドキドキを、
日常のほんの短い時間でも、小さなことでも、
感じられたら嬉しいです。
3、最後に☆ 人生も、また旅。
たくさんの喜びと感動、
そして濃密な時間を与えてくれる旅行。
旅行の時間が「長い」「充実していた」と感じる理由は
未知のものに出会い、真に自分が求めていることをするから。
日常生活には様々な制限はありますが
好奇心を持って新しいことに挑戦したり
楽しいと思えることをする時間を意識して取ることで
毎日を今より良くできるかもしれないと思っています。
人生という「旅」を振り返ったとき、
悔いなく、楽しい充実した一生だったと言えるように
日常生活を濃密な時間にしていけたらいいなと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
<ライフスタイル関連の過去記事>