１、コロナ禍の自粛生活を救ってくれた漫画
２０２０年から始まったコロナ禍の自粛生活。
終わりが見えない不安と閉塞感の中で
私の心を救ってくれたのが、本や映画でした。
その中のひとつが、漫画「鬼滅の刃」。
漫画を手に取ったのは何年ぶり・・・いや、何十年ぶり？？？
「会社で、『鬼滅の刃』を知らないと
話についていかれへんから、漫画全巻買うわ」
と主人に言われた時は、驚きました。
コロナ禍じゃなければ映画館へ足を運んだのでしょうが
まだ映画館へ行く気になれず。
いきなり全巻購入・・・
せっかく家にあるのだからと手に取った私まで
たちまち虜になり、読みふけりました。
「鬼滅の刃」について書きたくなりました。
「今更・・・？？」という声が聞こえてきそうですが、
ぜひ最後までお付き合いください。
今回は、特に心に響いた名言を独断と偏見で選びました。
ネタバレはなく、「鬼滅の刃」を知っている方も知らない方も
きっと胸に届く言葉をご紹介します。
ご存知のとおり「鬼滅の刃」は映画化されましたが、
今回は、コミックの中での名言をまとめた記事です。
２、命の尊さを感じる名言
それでは名言をご紹介します。
老いることも 死ぬことも
人間という儚い生き物の美しさだ
老いるからこそ 死ぬからこそ
堪らなく愛おしく 尊いのだ
強さというものは 肉体に対して使う言葉ではない
人はなぜ死ぬのだろう、ずっと若いままでいられたらいいのに
だれでも一度はそう思ったことがあるでしょう。
でも、「死」や「老い」というものがこの世にあるからこそ
私たちは「いま」を大切にできるのかもしれません。
「いま」は、この一瞬にしかない。
いつ「死」が訪れるかわからないこの世に生きているからこそ
私たちは大切な人と過ごせるこの瞬間を、
いま生きて呼吸をしているこの瞬間を
尊く愛おしく感じられるのではないでしょうか。
好きな人や大切な人は漠然と
明日も明後日も生きている気がする
それはただの願望でしかなくて
絶対だよと約束されたものではないのに
人はどうしてか そう思い込んでしまうんだ
心の中では、この上なく大切に思っているのに
ついつい冷たくしたり、やつあたりしたり
喧嘩をしたり。
でも、その大切な人と明日も会える保証はありません。
そう思えば、きっと自分の心に素直になり、
優しくなれるはず。
いつも心に留めておきたい言葉です。
３、背筋が伸びる名言
胸を張って生きろ
己の弱さや不甲斐なさに どれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ
歯を食いしばって前を向け
君が足を止めて蹲っても 時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない
挫折や失敗、つまづきはだれにでもあるもの。
これまでの自分が努力してきた道に胸を張り、
情熱を忘れずに心を燃やすこと。
いつも前を向いて、立ち上がる気持ちを忘れないこと。
決して簡単なことではないけれど、
いつまでも落ち込んでいても時間は止まってくれないから、
まずは次の一歩を踏み出そうと思わせてくれる言葉です。
夢や目標に向かって努力している人は
ぜひ覚えておきたい言葉です。
４、現代に生きる私たちが覚えておきたい名言
実際に体感して得たものは
これ以上ない程 価値がある
五年分 十年分の修業に匹敵する
現代は、なんでも疑似体験できる時代です。
スマホひとつあれば、
世界中の街を歩いているかのように見ることも、
街の音も聞くことができます。
おうち美術館やコンサートのライブ配信で
家にいながらにして芸術を楽しむことだってできます。
もちろん、それは素晴らしいことです。
特にコロナ禍の世の中で私たちの心を救ってくれたのは
そういった文明の利器だったのではないでしょうか。
それでも、「体感」に勝るものはありません。
本物を見ること、そして身体中で感じること、
機械を通してでは得られない何かが、「本物」には宿っています。
このコロナ禍では「本物」を感じるために外出するのは難しいですが、
現代に生きる私たちは
疑似体験で満足せず「本物」を感じることの大切さを
いつも心に留めておきたいと思います。
注）「鬼滅の刃」の舞台は大正時代です。
この言葉は、作中では異なる意味で使われていますが
現代に置き換えるなら、こういった意味にも取れるかなと
私なりに解釈してみました。
ご了承ください。
５、悲しいとき力をくれる言葉
永遠というのは人の想いだ
人の想いこそが永遠であり
不滅なんだよ
私たちの肉体は、いつか滅びます。
生きとし生けるものは皆、例外なく灰となり土に還るのです。
でも、想いは消えることはありません。
あなたの周りで亡くなった人のことを想ってみてください。
心からの愛情を注いでくれたこと、
優しく思いやりを持って接してくれたこと、
あなたの幸せを祈ってくれたこと・・・
「死」が大切な人を連れ去り、目には見えなくなっても
その人の「想い」は、胸の中にずっと生きています。
あなたは、どんな「想い」を、この世に残したいですか？
６、あともう一歩頑張りたい時の言葉
人のためにすることは
巡り巡って自分のためになる
そして人は 自分ではない誰かのために
信じられないような力を出せる生き物なんだよ
もう疲れてへとへとだ、限界だ、と思っても
その人のことを頭に浮かべたら
力が湧き出てくる、そんな存在があなたにはいますか？
恋人でも、子供でも、芸能人でも
誰でもいい、そういう存在が一人でもいる人は
強いと思います。
そして、幸せだと思います。
でも、あまり無理せず、
ときには自分を大切にすることを忘れずに＾＾
７、最後に ～「鬼滅の刃」の魅力～
「鬼滅の刃」の名言を改めて振り返ってみると
心にどしりと響く深さに、はっとさせられます。
仲間との繋がり、友情、そして家族との絆、
勇気と深い愛情・・・
様々なことを教えてくれる「鬼滅の刃」。
真の強さとは何なのか？
本当に大切なものを守るために彼らが選ぶ道は？
次々読みたくなって、手が止まらなくなるストーリー。
私が特に感動したのは、
悪として描かれる「鬼」が背負った悲しい過去です。
嫉妬や自己嫌悪、罪悪感、怒り、やるせなさなど
誰もが生きていく中で抱える感情。
その弱さが鬼の中に描かれていることに、とても感動しました。
この記事で紹介しきれなかった名言もたくさんありました。
また、今回、書いた説明の部分は私の個人的な解釈ですので
全く異なる解釈もできると思います。
深い作品というのは、読者によって様々な読み方ができるものです。
あなたは「鬼滅の刃」をどう読みますか？
まだ読んでいらっしゃらない方には、年齢性別問わずおすすめいたします☆
この作品は、一時のブームで終わらず、
ずっと読み継がれていってほしい名作だと思いました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
冒頭で「今更・・・」と言いましたが
女性ファッション誌の今月号の表紙は
「鬼滅の刃」が飾りました。
映画の続編やアニメ２期など
今後もまだまだ鬼滅の勢いは止まりそうもありませんね。
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