Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

アメリカとイギリスのハロウィンの違いは?異界の扉が開くハロウィンの夜に・・・☆

10月になって、秋が急ぎ足でやって来ましたね。

暑さと肌寒さのジグザグ天気が続く風変りな秋ですが

どんな秋を楽しんでいらっしゃいますか?

今年は残暑が厳しかったことから、紅葉は例年より遅れているそうです。

でも、そのぶん、色づきが鮮やかで、更に美しい紅葉が見られると

ニュースで言っていました。

猛烈な暑さを乗り切った私たちへ、自然からの「ごほうび」でしょうか?^^

たのしみですね。

 

でもその前に・・・!10月には、大きなイベントがあります。

そう、ハロウィン!

日本でもすっかり浸透して一大イベントになりました。

特に、渋谷のハロウィンは世界的にも有名になりました。

インスタには、毎年、プロ顔負けのメイクとコスチュームで仮装した

若者たちの写真が溢れかえります。

仮装はしなくても、ハロウィンのデコレーションや

この時期ならではのお料理を楽しむ方も多いのでは?

2023年のハロウィン、あなたはどう過ごしますか?

 

今年から始めたオンラインでの日本語教師の仕事を通して、

世界中の人々と繋がり、様々な文化や価値観、お国事情を聞かせてもらい、

今年はとっても充実した年になりました。

さて、他国の人々はハロウィンを、どう過ごすのか?

生徒さんたちにきいたことを、まとめてみました。

 

 

1、大きく分かれるアメリカとイギリスのハロウィン

 

「欧米では、ハロウィンは盛大に祝うのかしら?」と

考えがちですが、

実はアメリカとイギリスでは大きな違いがあることがわかりました。

 

アメリカでは、ハロウィンは一大イベント。

子どもたちが仮装して近所の家々を訪ねまわり

大人たちからお菓子をもらう「Trick or Treat」は有名ですよね。

「バケツいっぱいの色とりどりのキャンディをもらって、

家に帰ってから、テーブルの上に出してみる瞬間が

大好きだったの。」

と、目をキラキラさせて思い出を語ってくれたアメリカ人の女子大生もいました。

「ハロウィンといえば、パンプキンパイ。

母の作るパンプキンパイは、とてもおいしくて、

毎年楽しみでした。」

と懐かしそうに語ってくれたSさん。

彼はいま、故郷から遠く離れた街に住んでいるので、

お母さんの料理が恋しくなることがあるようです。

アメリカのお店には、ハロウィンが近づくと、パンプキンの料理や

かぼちゃ味のいろいろなお菓子が出てくるので

今年は、「おふくろの味」を偲びながら、お店で買ったパンプキンパイを

ルームメイトと食べるそうです。

アメリカ人にとって、ハロウィンは、子供の頃の楽しい思い出が

いっぱい詰まった行事なんですね。

 

大人も負けてはいません。

ハロウィンには、大きなパーティーが開かれ

人々は仮装して集まるそうです。

魔女、フランケンシュタイン、ドラキュラなどは伝統的なスタイルですが、

日本と同じく、ハロウィンには関係ないアニメキャラクターや

有名人のコスプレも大人気だそう。

滝川クリステルさん似の美人医学生は、去年はティンカーベル

今年はピットブルに扮するのだとか!

 

(左から滝川クリステルティンカーベル、ラッパーのピットブル)

ふり幅、ハンパない・・・

 

アメリカでは、子供はもちろん、大人も大いに楽しむ一大イベントなんですね。

 

さて、イギリスはというと。

あくまで、「ハロウィンはアメリカのイベント」だそう。

それでも、いまは高校教師のGさんの子供の頃は、

ハロウィンに様々なゲームをしたそうです。

リンゴを上から吊るして、手を使わないで食べる速さを競うゲームや

(日本のパン食い競争のリンゴバージョンですね!)

栗を専用の釣り竿で釣る「栗つり」など。

「ハロウィンは、イギリスでは収穫を喜ぶイベントなんだ」

と言い、「アメリカはクレイジーだねー」と大笑い。

大人も子供も盛大に楽しむアメリカのハロウィンとは違い、

イギリスでは比較的静かに、実りの秋に感謝と喜びをあらわすイベントのようです。

 

実りの秋に収穫された果実で遊んだ時間は、ハロウィンシーズンの貴重な思い出なんですね。

 

長らくイギリス領であった香港もまた、

子どもにコスチュームを着せて記念の写真を撮るくらいで

特に何をするわけでもないようです。

イギリスとアメリカでは、ハロウィンの熱の入れようが全く

異なることがわかりました。

フランス、ポーランド、ドイツなどのヨーロッパ圏も

ハロウィンはそれほど重要なイベントではなく

少し飾りつけをしたりする程度だそうです。

 

2、死後の世界の扉が開く!?ハロウィンの夜

 

ハロウィンの起源といえば、アイルランド

古代ケルトでは11月1日が新年だとされていることから

10月31日は一年の終わり。

その日には、死後の世界との扉が開かれ、

幽霊やお化け、異界の者たちが

この世をさまようとされていました。

仮装をするというのも、もともとは

幽霊やお化けに連れ去られないように、

同じ格好をして、お化けたちの中に紛れてしまおう!と

いう意味合いもあったのです。(諸説あります)

お化けだけじゃなく、もちろんご先祖さまの魂も帰ってくる・・・

だから、たくさん畑に実ったかぼちゃをくり抜き、ランタンを作って、

ご先祖の霊を迎えました。

それがジャック・オー・ランタン。(これも諸説ありますが)

日本のお盆に似ていますね。

「迎え火」の意味と、悪しき霊たちから身を守る「魔除け」の意味で

ジャック・オー・ランタンは作られたのです。

ハロウィンはアイルランドから様々な国へと伝わり

異なる風習、文化と混ざり合って

いまの形になりました。

 

かわいいデコレーションも本格的なコスプレもいいですが、

私はやっぱり、秋の夜空を鼻のながーい魔女がほうきに乗って飛び回り

おばけたちがひゅるひゅると街を歩いている、

そんなハロウィンのイメージが大好き。

魔女の出てくる本を読みながら、温かいハーブティーでも飲んで

ゆっくりと過ごすのが、私の理想のハロウィンの過ごし方かもしれません。

 

毎年読んでいる高柳佐知子さんのハロウィンの本

横浜の魔女の店で見つけた一冊。

昔、母の本棚で見つけて夢中で読んだこの本、どこにいったかしら・・・?

さて、今年のハロウィンはどんな本を読みましょうか?^^

 

3、見えないものを信じるなら、

         この夜空に願いをかけて☆

 

見えないものを信じるのは、子供だけ。

そう思いますか?

サンタクロースやノーム、妖精、魔女、お化け、妖怪。

目に見えないものはたくさんあるけれど、

私はそういったものがこの世界を楽しく奥深くしてくれていると

信じています

日本人は昔から、目に見えないものを大切にしてきました。

八百万の神。木や石や川の水の中に、目には見えない神がいる・・・

それが信仰の対象となってきたのです。

おばけや幽霊、たくさんの怪談、

時に背筋が凍るような、でもどこか滑稽で面白い妖怪たち。

私たちのDNAの中には、そんな「目に見えないもの」を信じ

崇め、一緒に生活していく精神が色濃く受け継がれているのです。

 

 

ハロウィンの日は、ちょっと想像力を働かせて

自分のお気に入りの「目に見えない存在」に想いを馳せてみませんか。

そして、世界中で、その国独自のやり方で祝われている「ハロウィン」を

思い出してください。

「ハロウィン」を祝うことなどできないような状況の国の人々のことも。

そして10月最後の夜空に願いをかけましょう。

この地球の裏側で辛い思いをしている全ての人々が、

救われますように。

早く平和がきますように。

みんなが笑顔で過ごせる時が来ますように。

 

 

HAPPY HALLOWEEN! みなさま、良いハロウィンをお過ごしください♪

 

 

 

 

 

 

 

 

<過去記事紹介>

 

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