Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

海辺の宝石、シーグラスの魅力☆激レアを探してビーチコーミング!

 

シーズンオフの海での過ごし方は、人それぞれ。

あなたはどう過ごしますか?

海辺を散歩したり、釣りをしたり、海の写真を撮ったり?

波の音を聞きながらノンビリ読書もいいですね!

でも、私はやっぱり・・・ビーチコーミング

ビーチコーミングって、知っていますか?

海辺で貝がらや石、流木などを拾って収集することです。

今日は、ビーチコーミングで私が拾ったものをお見せしたいと思います。

どこの海でも拾えるものばかりで、珍しいものはひとつもありませんが

最後までお付き合いよろしくお願い致します♪

 

1、シーズンオフの淋しい海が好き

 

車を走らせ、

愛媛県新居浜市の垣生海岸(はぶかいがん)へ。

 

私は昔から海が大好き。

特に、オフシーズンの静まり返った海が。

人もまばらで、少しだけ寂しげな色の海面。

海の匂い、波の音、潮風の感触。

レースのように打ち寄せて消えていく波や

はるか遠くの水平線、ぽつんと浮かんでいるヨットや船を見るのも好きです。

ゆったりとした気持ちで海辺を歩いていると、

次第に足元にもたくさん美しいものがあることに気付きます。

綺麗な貝がら、瀬戸物のかけら、かわいい小石、

大きな流木も。

こんな大きな流木、初めて見た!

 

そして・・・一番のお目当ては、シーグラス!!

私は以前から「シーグラスひろい」にハマっています☆

 

2、シーグラスって、知ってる?

         海からの贈り物

 

 

シーグラスとは、ガラスの破片が波に洗われて

まぁるくなめらかになり、すりガラス状になったもの。

浜辺に捨てられたガラス瓶やガラス製品を波がさらい、

小石や岩にぶつかりながら長い年月をかけて海中で作り上げられます。

シーグラスができるまで、なんと20~30年、

時には100~200年かかることも。

まれに、難破船の窓ガラスのシーグラスもあるそうですよ。

 

私が拾ったシーグラスたち。

 

海辺を歩いていると、小石の合間にキラキラ!と

きらめくものを発見することがあり、

それはたいていシーグラスです。

海の水に濡れているシーグラスは、宝石のような輝き!

乾くとすりガラス状になります。

 

シーグラスの見つけ方の秘訣は、

波打ち際を探すこと!

波打ち際は、波が置き去りにしていったものがいっぱい残っている

宝石箱のような素敵なライン!

ここを探すと、たいてい打ち寄せられたばかりの

漂着物が拾えます。

運が良ければ、綺麗な貝殻や珍しい色のシーグラスを発見できるかも♪

 

波打ち際には、小石が溜まっているラインができています。そこが狙い目!

 

 

3、場所、天候、季節によってちがう?シーグラスの種類と量

 

場所や天候、季節によって、拾えるシーグラスは違うのでしょうか。

 

初めてシーグラスを拾ったのは、天橋立の海辺。

たまたま歩いていたら、足元にキラリ!

それが私とシーグラスの出会い☆

 

天橋立 2014.3.21 収集

 

いまでも、小さなビンから、このシーグラスをそっと出して眺めてみると、

あの日、真っ青な海辺で初めて拾ったときの気持ちを思い出します。

初春の光に照らされて、輝いていたシーグラス。

それを見つけたときの胸の高鳴りや幸福感は、旅の想い出とともに

私の心の宝物です

たくさん拾えた気がしたけど、こんな少しだったんですね。

この日は天橋立で、大嵐があった翌日でした。

嵐のお陰で、シーグラスが打ち上げられていたのかもしれない!と

思ったのですが

二度目に行った天橋立では、もっとたくさんのシーグラスが取れました。

 

天橋立 2017.3.17収集

 

この日は快晴。穏やかな海でした。

天候ではなく、単にそれまで私がいろいろなところでビーチコーミングをして

見つけるのが少し上達していたせいかもしれません。

 

 

愛媛県・垣生海岸 2023. 10.7収集

 

今回の垣生海岸。

あんまり拾っても置き場に困るかなぁと思って、海岸に置いてきたものもあるほど

豊作でした!

シーグラスの他にも、きれいな模様の瀬戸物のかけらや

花模様がある丸い貝がら、オレンジの小石など。

綺麗なものを見つけると胸が高鳴ります。

 

 

愛媛県・唐子浜 2023.6.10収集

 

一方、今治の近くの唐子浜(からこはま)では、

一つしかシーグラスを見つけられませんでした。

でもそのかわり、すべすべと真っ白くて平べったい貝がらを拾いました。

(右下がシーグラス)

 

 

鎌倉・由比ガ浜海岸 2022.1.9(桜貝)

沖縄・ニライビーチ 2015.8.3(サンゴ)

 

シーグラスではないけれど・・・☆

鎌倉の由比ガ浜海岸で拾ったのは、かわいい桜貝。

持って帰る途中で欠けてしまったのは、残念。。。

この海岸は桜貝がいっぱい拾えることで有名です。

この時は10分ぐらいしか時間がなかったけれど、

つぎはゆっくり見てまわりたいな☆

沖縄のニライビーチには、真っ白なサンゴがいっぱい!

夫が見つけてくれた真っ白なハート型のサンゴは、一番のお気に入り。

 

 

 

4、レアなシーグラスは、どれ!? 

    激レア・シーグラスを探して

 

白、青、緑、赤、茶・・・

シーグラスには、さまざまな色があります。

同じ色でも濃淡や、透き通り具合がさまざまで、

見入ってしまいます。

     

さて、私の集めたシーグラスの色はというと。

色別に撮影してみました。

 

白:天橋立(2014年)6・天橋立(2017年)8・垣生海岸(2023年)3

計17

 

青:天橋立(2014年)2・天橋立(2017年)9・垣生海岸(2023年)8

計19

 

緑:天橋立 (2014年)1 ・天橋立(2017年)1・垣生海岸(2023年)6

計8

 

茶:天橋立(2014年)0・天橋立(2017年)2・垣生海岸(2023年)2

計4

 

ガラス瓶によく使われる白やブルーのシーグラスは

たくさん拾えました。

緑、茶はそこそこレア。

でも、この世界には、激レアの赤、ピンク、黄色のシーグラスなんていうのも

存在するらしいのです!

赤いシーグラスは、5000個に一個しかないのですって。ほ、欲しい。。。

激レア(=赤・黄、ピンク)を求めて、

これからも私のビーチコーミングの旅は続くのです。

 

シーグラスは少しずつ長い時間をかけて削られ、揉まれ、

最終的には丸いドロップ型の「すりガラス状」になります。

そう考えると、こういう尖って透き通ったものは、

まだシーグラスになりきっていない、

ガラス破片の原型をとどめたものだといえるでしょう。

まだ若造なのね。。。

 

一方、こういうほぼ丸といっていいような形状で、

曇り具合も濃いものは、

長い間、海の中で波に揉まれていたシーグラスと

言っていいのではないでしょうか。

 

激レアがほしい!と、ビーチコーミング初心者の私は憧れます。

けれど、本当のことをいうと、レアでもそうでなくても

私にとっては、どのシーグラスも、海での思い出を閉じこめた

美しい宝物であることにはちがいないのです。

 

ぜーんぶ宝物!

 

5、シーグラスが多い海辺は綺麗なのか汚いのか?

   シーグラスから考える環境問題

         

シーグラスは、ガラスが波にもまれてできたもの。

はるか遠くの海辺で捨てられたガラス瓶やガラス製品が流れ流れて、

この海辺に打ち寄せられたのか、

それともこの海辺に捨てられたものがそのまま波に洗われて

シーグラスになったのか?

それは、謎。

でも、今回、とてもたくさんのシーグラスを見つけた垣生海岸は

はっきり言って、めちゃくちゃ汚かった!

ペットボトル、お酒の瓶、サンダルの片方、殺虫剤の缶まで。

こんなに美しい海なのに、浜辺にゴミを置いて帰って平気だなんて。

垣生海岸の堤防に、こんな標語が掲げられていました。

小学生に恥じないように、大人たちがしっかりしないとだめだよ・・・

 

美しいシーグラスも、もともとは廃棄されたガラスゴミです。

人間たちが自分勝手に捨てたガラスを海が大きな力で

シーグラスに変えたということ。

それを考えると、シーグラスは「将来なくなったほうがいいもの」と

いえるのかもしれません。

実際、環境問題が広く意識され始めてから、

シーグラスの数は減少傾向にあるそうです。

近い将来、人々が海にガラスゴミを捨てなくなれば、

シーグラスは希少なものとなり、やがてはこの地球から姿を消すかもしれません。

それは環境問題の観点から考えれば、非常に喜ばしいことです。

が、私のようなシーグラス拾いが大好きな者にとっては

寂しいことですね・・・

うーん、複雑。

 

 

垣生海岸の石の間から、小さなカニさんも顔を出していました。

こんなに綺麗な貝がらが落ちていているのだから、

海の中はとても綺麗なのだと信じたいのです。

でも、一説によると、ガラスがはるか遠くから流されて来ると考えるのは

無理があるのだとか。

そう考えると、シーグラスが多い海岸は、ガラスがたくさん捨てられた海岸ということになるのです。。。

シーグラスから透けて見える環境問題は奥深いですね。

 

6、最後に~

     海からの贈り物が語る物語に耳を傾けて

 

海辺で見つけられる美しいガラスの欠片、シーグラス。

それは、20年から30年、あるいはもしかすると100年以上も

海の波に洗われてできたものです。

昔、どこかの海辺で捨てられたものが、いま、私の手の中にある・・・

不思議なことだと思いませんか?

この小さな欠片は、もともとはどんなカタチをしていたのでしょう?

夏休みに胸を躍らせながら子供が飲んだソーダ瓶だったかもしれません。

悲しみにくれながら誰かが飲んだお酒のビンだったかもしれません。

どこかの海で難破した船のガラス窓だったかも?

このガラスをかつて使った人は、いま、どこで何をしているのでしょうか?

このガラス破片は、海の中で、どんな海中の景色を見、

どんな音をきいたのでしょうか?

そう考えると、時空を超えて語られる様々なストーリーに

果てしないロマンを感じてしまうのです。

そして、環境問題の観点からいえば、シーグラスは

減少することが望まれる存在です。

シーグラスは、「人魚の涙」とも言われます。

美しい海に住むと言われる人魚が、海を汚されて泣いているという

意味もあるのかもしれません。

もし、シーグラスを見つけたら、それが語る様々な物語に

耳を傾けてみてください。

そして、綺麗な海を未来に届けるには何ができるか、

いっしょに考えましょう。

シーグラスだけでなく、貝がらも流木も、小さな小石や木の実も・・・

海辺の漂流物は、語ることを止めません。

海辺は、ビーチコーミングをする者にとって、宝箱なのです。

 

垣生海岸からの帰り道に見た秋空。

 

シーグラスを差し出す夫と私のシルエットが砂浜にくっきりと^_^

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

<過去記事紹介>

 

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