Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

都会人主婦が驚く!愛媛暮らし 新居浜(愛媛県)に住んで3か月 (生活から県民の性格まで)

 

愛媛県新居浜市に移り住んで3か月が経ちました。

新居浜は松山についで県内2番目の都市だと聞きました。

なるほど、近くにコンビニもカフェもあり、大きなショッピングセンターや

大型スーパー、病院もあって、なかなか便利です。

とはいえ、大阪の街中で生まれ育ち、東京が大好きで足しげく通っていた私からすると

驚くこともたくさん・・・。

今日は、そんな愛媛での「!!!(驚き)」をシェアしたいと思います。

 

注1)この記事の内容は、全て私個人の経験からの見解であり

愛媛・新居浜を悪く言うつもりは一切ありません。

私は、なんだかんだ言って、この街の生活が、とっても気に入っています!

 

 

 

①実は、せっかち??本当の性格は・・・

松山のお土産屋さんに貼ってあった方言の紙。

 

「~なんよ~~」「~じゃけえ~~」

街中で聞こえてくる方言を聞いていると、

ノンビリゆったりとした響きに癒されます。

愛媛の方言は、大阪弁にどこか似ていながらも、広島県寄り。

山に囲まれた町らしく、スローペースな人が多いのか・・・と

思っていたのですが!

なんとそうではないという説も。

「伊予の早曲がり」という言葉があります。

ウィキペディアによると

愛媛県における道路交通のローカルルールや道路交通マナーの悪さを表す言葉」で

「交差点を右折する際に青信号になったと同時に急発進を行ない対向の直進車よりも早く右折する行為を指す俗称」と書かれています。

これは、一説によると、せっかちな性格によるものだそう。

毎日、車で出勤の夫は、急に右折してくる車にヒヤヒヤさせられているのだとか。

 

今治市ソウルフード「焼き豚玉子飯」(白楽天にて)

 

特に東予愛媛県の東)の今治市民のせっかちは有名だそうで。

今治市ソウルフードには「焼き豚玉子飯」という料理があります。

ご飯に焼き豚と半熟目玉焼きをのせて甘辛いタレをかけるという料理なのですが、

もともとは、せっかちな今治市民のために、

すぐに出来上がり、早く食べられるように作ったものなのだといいます。

「焼き豚玉子飯」で有名な「白楽天」へ行った際は

店の前で注文を聞かれ、席に案内されてみると、なんとテーブルの上に

もう料理が置かれているではありませんか!

なんという、せっかちさ!

日本有数の「せっかち」地域と言われる大阪出身夫婦に言われたくない!と

今治の方々はおっしゃるかもしれませんが、

せっかちだからこそ生まれる食文化は面白いと思います。

 

新居浜太鼓祭り(写真:wikipediaより) 怖そうなお兄さんがいっぱい・・・

 

一方、私が住む新居浜は、「けんかっぱやい」人が多いと言われます。

新居浜最大の祭り「新居浜太鼓祭り」は    

「日本最大喧嘩祭り」といわれ、太鼓同士のぶつかり合い(「鉢合い」)

が行われるイメージからかもしれません。

治安は良い町なのですが、毎晩のようにマンションの外で聞こえる

怒鳴り声(?)と、しばらく経ってから聞こえる救急車のサイレンに

肝を冷やすことも。

 

県民の性格については、今後、じっくり調査の必要がありそうです。

 

②現金文化?マネーレスは通用しないのか

建築家が設計したオシャレなカフェを発見!でもお会計は・・・?

 

新居浜に移り住んで驚いたことのひとつは現金文化です。

おしゃれなカフェを見つけても、レストランへ行っても、

現金払いしかできないお店が圧倒的に多いのです。

また、スーパーでもクレジットカードは使えるけれど

現金じゃなければポイントをつけてもらえないお店が多いです。

大型書店で、クレジットカードを使おうとすると・・・

そんな人は珍しいのか、店員さんが明らかにアタフタし始め、

あげくにカードリーダーが故障してしまい、

店内にいた従業員の方々が駆けつけてくださるはめに・・・・

さすがに申し訳なくて、現金払いに切り替えました。

郷に入れば郷に従え。

大阪・東京ではカード使用が基本だった我が家も、すっかり現金文化に慣れました。

慣れてしまえば、現金も使ったぶんが見えやすくていいものですよ。

 

③ 地球に優しい?ゴミ分別に厳しい新居浜市

美しい愛媛の自然を守るために・・・。でも厳しすぎるのは勘弁してください!

(写真は愛媛県今治市の唐子浜(からこはま))

午前中にスーパーでの買い物を済ませ、帰って来ると、

マンションの部屋のドアの前に、ごみ袋が。

よく見ると、今朝、私がゴミ捨て場に捨てた生ゴミではありませんか!!

ゴミ袋には真っ赤なマーカーで、

「ビンが入っています」と書いた紙が貼ってあります。

開けてよく見てみると、袋の底から、一本、リポビタンDのビンが。

私が間違えて、生ゴミの中に捨ててしまったのです。

生ゴミにビンを入れてしまったのは反省すべきですが、

それにしても、私が住むのは高層階。

空き瓶一本のために、高層階までゴミを持って来たのか・・・

いや、その前に、どうやって、私が捨てたとわかったのだろう?

と考えると、背筋が冷たくなりました。

その後、徹底的にゴミを分別するようになりました。

 

こちらのゴミの分別は、市民に「ゴミ捨てカレンダー」が配られ、

一日ごとにゴミの決まりが書いてあります。

そういえば、スーパーやショッピングモールのゴミ箱には必ず

大きな赤文字で「家庭内で出たゴミは捨てないでください!困っています!」と

書いてあります。

実は、そのゴミ箱に、明らかに家庭の大きなゴミ袋を捨てている方を

何度か目撃してしまいました。

もしかして、あの人も、私と同じように、

ゴミ分別で息苦しく感じている方なのかなあと、少し親近感。

ゴミの分別に厳しいのはいいと思います。でも、少しは大目に見て~!!

 

④ 車がないと生きていけない!?究極の車社会

車窓の景色から見える延々と続く田舎道は、私が大好きな銀色夏生さんの写真を思い出させます。

 

「東京へ引っ越した友達がね、車を売ったって言うんですよ。

理由をきいたら、『金ばっかりかかって、邪魔じゃけぇ』って。

こんな便利なものが邪魔になるって信じられんですけどね」

伊予弁を交えながら、そんな話をしてくれたのは

新居浜で乗ったタクシーの運転手さん。

私も実は大阪・埼玉に住んでいた時は車を持っていませんでした。

電車は数分おきに時間通りに来るし、タクシーもバスもある。

それに、なんといっても歩いて数分の距離に駅があったからです。

渋滞に巻き込まれるよりは、電車と自転車をフル活用するほうが

心身の健康にも時間とお金の節約にもいいと思っていました。

が、新居浜では、そうも言っていられません。

電車が来るのは一時間に一本だけ。

雨の日に出かけようものなら、

タクシー会社のタクシーは予約車でいっぱいでつかまらず、

ショッピングセンターで足止めを食らう始末・・・

結局我が家も車を買いました。

こちらでは、歩行者を見かけることが極端に少なく、

車ばかりが行きかっています。

車がないと生活しにくい土地柄ならではの光景ですね。

 

 

④トイレ事情は・・・

最近、めっきり見なくなった和式トイレ。

洋式トイレにウォシュレットがついて、便器の清浄は、消毒液で。

というのがスタンダードだと思っていました。

ところが、愛媛へ来てから、かなりの頻度で和式トイレに出会うように。

ショッピングセンター内、スーパーの中のトイレのいくつかは

必ず和式。

洋式のトイレでも、最近は珍しい紙のシートが。

見ていると、愛媛の方は、躊躇なく和式トイレに入っている人が多いです。

トイレ事情は、国によって違うと言いますが、国内でも地域差があるのは面白いですね。

 

⑤最後に~  山と海に抱かれた町

ショッピングセンターの駐車場に出た満月。 山の稜線と暮れ行く空の群青色、月の美しさに感動しました。

 

今まで、いろいろと書いてきましたが、

私はこの町での暮らしが、とても気に入っています。

なんといっても素晴らしいのは、どこへ行っても山が見えること。

スーパーやホテル、ショッピングセンター。

大阪で見かけるのとそう違わない建物のその向こうに

悠々とそびえる山々を見ると、すうっと心が洗われる気がするのです。

この町に引っ越してから、カーテンをいっぱいに開けて

景色を見るのが楽しみになりました。

日常の些細なことに心を捉われ、悩んだり心配していても

山の美しい稜線、そこにかかる雲の形や霧の色を見ていると

自分の不安や人間の存在って、なんてちっぽけなんだろう、と気づかされます。

バラ色の空。今日も無事に一日が終えられたことに感謝して。

 

人間は自然の一部なんだということ。

日本には、こんなにたくさんの山々があり、自然の恩恵を受けて

食物があり、おいしい水があり、綺麗な空気があるのだということ、

「命をいただいて」生きているのだということを

ビルに囲まれた都会にいると、ともすれば忘れてしまいがちです。

大切なことを思い出させてくれる・・・新居浜は、私にとって、そんな町です。

この町には、大阪や東京で感じるような刺激はありません。

でも、山と海の近くで、時には「!!(驚き)」を見つけながら

ゆったりと流れる時を過ごすのは、とても楽しいことです。

この町に移り住んで、まだ3か月。

これから、どんな発見があるでしょうか?

まだまだ知らないことがたくさんありそうな、宝箱のようなこの土地を

「冒険」するのが楽しみです!

 

海辺のレストランから見た夕景。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました☆

 

 

芥川賞受賞の高瀬隼子さんは、愛媛県 新居浜市出身。

犬のかたちをしているもの (集英社文庫)に出て来る「海と山しかない田舎」というのは、新居浜のことだったんですね・・・。

劇作家・演出家の鴻上尚史さんも愛媛県 新居浜市出身。

 

 

 

   <過去記事紹介>

 

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