Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

埼玉は、ほんとうに「ダサいたま」なのか?! さいたま市の長所と短所

 映画「翔んでさいたま」の大ヒットにともない、

埼玉県は注目され、「ダサいたま」としての知名度をあげた。

流行の発信地である洗練された東京、

おしゃれな港町横浜がある神奈川、

ディズニーランドが観光客を集める千葉など

近隣の県に比べ、

埼玉は確かに注目すべきものがないように思える。

埼玉は、ほんとうに「ダサい」のか?

大阪の中心地から埼玉に移り住んで約1年の私が見た

さいたま市について書くことにする。

 

 

関連リンク:おのぼりさんが東京で考えたこと - Miyukeyの気まぐれブログ

miyukey.hatenablog.c

 

 

 

 

 

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1、人柄

 

 生まれも育ちも大阪で、30代後半になって

初めて関西を出る心細さがわかるだろうか?

オバサンとはいえど、初めての土地での生活は

右往左往してしまうものだ。

でも、半月もしてみれば、それは杞憂だったとわかった。

タクシーの運転手さん、お店やレストランの店員さん、

道行く人たち、

そういった周りの人たちが、とても温かい優しさをもっていることが

わかったから。

何をしてもらった、というわけではない。

ただ、言葉の端々や行動に、ちょっとした親切に、

たわいもない雑談の中に、笑顔の中に

ごく自然に心の底から溢れている温かさがある。

私はそれに触れて、

「ああ、私もここでなら暮らしていけそう」

と思ったものだ。

大阪や東京の人々が冷たいというのではない。

大阪や東京にも、優しく親切な人は、たくさんいる。

ホスピタリティといった意味では、

専門的に学んでいる優秀な人々が集まっていて、

店やレストランで、またホテルで

実に心地よいサービスを受けることができるのが

大都会の良いところでもある。

でも、そうした技術的な面を抜きにして、

大阪や東京で親切な対応をしてもらえる可能性は

50:50だ。

ひとつ言っておきたいのは、今、私が話題にしているのは

決してさいたま市の田舎の話ではない、ということだ。

田んぼが広がっていて山に囲まれている町ではなく、

東京にほど近く、近くにはデパートやショッピングセンターがある街なので

さいたま市の中では開けているほうだろう。

そういった街にあっても、忙しさや日々のストレスに負けることなく

心の豊かさや親切心を忘れないさいたま市の人々が、私は好きだ。

 

 

 

 

 

2、 ライフスタイルの豊かさ

 

花が多い。

初めてさいたま市に来てみて驚いたのが、それだった。

何度も言うようだが、私が住んでいるのは

田舎じゃない。

自然に溢れた田園地帯なら、花が多いのもうなづける。

けれど、そうじゃなく、

ふつうの家の庭が、とても美しいのだ。

秋から冬まで、家々の庭には

たわわにみかんが実る。

今の時期はまだ青いけれど、もうじきオレンジになり、

去年も見た美しい鳥がついばみに来るのだろう。

育てるのが難しいと言われるバラの花も、

このあたりには、たくさん見られる。

歩いていると、あっと息をのむような

美しいバラのアーチをこしらえている庭も。

よく手入れされた色とりどりのバラが、

初夏と初秋にはあちこちで目を楽しませてくれるのだ。

6月には、民家の庭の軒先から雨に濡れた大輪のアジサイが、

梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばしてくれる。

庭の手入れが行き届いているということ、

特に育てるのが難しい花々を毎年美しく咲かせられるということは

心の豊かさや余裕、

ライフスタイルの豊かさをあらわしているといっていいだろう。

忙しくても、心がすさんでいても、

はっと立ち止まって眺めたくなる花々が咲く庭が

たくさんあることは、心を励ましてくれる。

 

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3、標準語いっぺんとう

 

埼玉は関東だから標準語を話して当然・・・と思うだろうか。

東京で耳をすましてみてほしい。

聞こえてくるのは、ありとあらゆる県の方言だ。

そしてもちろん、外国人観光客も多いので外国語も飛び交っている。

つまり、東京では何語を話そうが、方言でまくしたてようが、

不自然ではない。

東京の、あの雑踏の中は、言語のチャンポンだ。

 

しかし、埼玉に一歩足を踏み入れれば、そうはいかない。

レストランでも、店でも、スーパーでも、道ばたでも

聞こえてくるのは例外なく標準語。

関西弁を話そうものなら浮いてしまうことは必須だ。

 

 

 

4、便利さ

 言うまでもなく、これは大きな魅力だろう。

東京都心まで1時間足らず。

通勤に便利であるのは勿論、

文化の発信地である東京に近く、

その上、東京のような混雑に悩まされることなく

のんびり生活できるのはさいたま市ならでは。

もちろん、さいたま市内には、デパートやスーパー、ショッピングモールなども充実している。

 

5、昼間の人口流出量 全国ナンバーワン

 

埼玉県はベッドタウンであるため、

昼間の人口流出量は全国ナンバーワン。

そのせいか、平日の昼間の商業施設、スーパーなどの

客の少なさには驚かされる。

閑散とした街は、活気がないととらえる人もいるかもしれないが、

東京や大阪のような人ごみに疲れた人にとっては

ゆっくりと買い物を楽しんだり、

人の少ない通りで、ほっと一息つくのに最適な街だ。

 

6、高齢化スピード 全国ナンバーワン

 

平日の昼間は閑散としているさいたま市

たまに見かけるのは老人と赤ちゃん連れのお母さん。

大阪や東京に比べ、圧倒的にシルバー層が多い!と感じる。

それもそのはず、埼玉県は

高齢化スピード全国ナンバーワン。(2019.9.6ニュースより)

かつては若い県とされていた埼玉だが、

現在は75歳以上の人口が急激に増加しており(2019.5.5ニュースより)

それが商業施設では目に見えるかたちであらわれている。

 

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7、その他もろもろ

 

タクシー運賃ワンメーターは780円

 

タクシーワンメーターが高い!

大阪では680円、東京では410円。

ちなみに日本で最も安いのは石川県七尾市の210円だそう。

どのようにしてタクシーのワンメーターが決まるのかは謎だが、

さいたま市の人はあまりタクシーを使わないのだろうか?

 

星がきれい

 星を見るのが好きな主人の話によると

さいたま市の星は大阪のよりも

格段に美しいそうだ。

私のような素人にはわからないのだが、

そう言われるとそんな気がする!

さいたま市に移り住んで以来、

主人と夜空を見上げることが多くなった。

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主人は「同じ住宅地でも大阪よりも、星が綺麗に見える!」と大喜び

 

 

「ひもかわ」って、なに?

 

 埼玉へ来て初めてスーパーで「ひもかわ」を発見。

関西では平打ち麺は「きしめん」として売っている。

調べてみると、

「ひもかわ」は平たい麺のうどんの総称で、

きしめん」は名古屋の代表的な名前のうどん

だそうだ。

きしめん」と同じものなのだが、

名前が変わるだけで新鮮な気がして、

おいしく思えるから不思議だ。

 

雷が多い

 

とにかく雷が多い。

しかも大阪で時々鳴っているような生半可なものじゃなく

町中が明るくなるような、すさまじい光と

耳をつんざくような爆音、

暗い空を引き裂く稲妻・・・

これが夏には毎日あるのだから、たまったものではない。

 

 8、<まとめ>埼玉は「ダサい」のか?

 

以上、さいたま市について

一年間、私が住んでみた感想と気付いたことを

まとめてみた。

埼玉は、「ダサいたま」なのか?

「ダサい」という言葉の定義にもよるが、

確かに、東京のような文化の発信地、洗練されたお洒落感、

活気とにぎやかさに溢れた街とはいえない。

しかし、これほどに住みやすく、人が優しく、

都心に近くて便利なうえに、のんびりとした雰囲気のある街は

なかなかないだろう

「SUUMO住みたい街ランキング関東版」では浦和、大宮など

さいたま市の街が続々トップ10入りしているのもうなづける。

観光ではなく、「住む」という側面から考えると

さいたま市は、恰好の街といえるだろう。

私はこの街で、美しい花々を愛で、星を見上げ、

時には雷に震えながら、

人の少ない店でのびのびと買い物をするのが好きだ。

そうして、刺激を受けたいときには、電車に飛び乗って

30分強で東京に降り立ち、

思う存分、一流のものに触れるのだ。

「静」と「動」。

どちらも堪能できるのが、さいたま市に住んでいる醍醐味だと思っている。 

 

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