Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

「さようなら」じゃなくて「またね」(引っ越しの日記)

 

今年もあっというまに5月も半ば。

このぶんだと一年の折り返し地点、夏至の日までも、すぐに過ぎてしまいそうな予感。

この半年間の一番の大きな出来事は、やっぱりなんといっても

夫の転勤辞令、そしてそれに伴う引っ越し。

東京本社から四国本社へ・・・その知らせを聞いた時は

東京が大好きな私は、関東を離れる寂しさでいっぱいになりました。

大阪、兵庫、埼玉・・・と、

都会暮らしの快適さに慣れ切った自分が田舎暮らしに耐えられるのか?と不安も。

でも、このブログを通して、

コメント欄に頂いた温かく優しいメッセージの数々に

背中を押され、励まされ、前向きに新しい生活への希望を持って

進むことができました。

本当に感謝しております。

 

慌ただしい引っ越し準備、

その合間を縫って、東京へ。

まるで遠距離恋愛になってしまう恋人どおしのように

東京の街と、しばしの別れを惜しむ日々。。。^^:

 

 

 

引っ越し当日、業者さんが荷物の引き取りに来ると、

段ボールで埋まった部屋は、あれよあれよという間に

がらんどうに。

なにひとつなくなった部屋を見回すと、

5年前、初めてこの部屋を内見に来たときのことを思い出しました。

良い部屋が見つかったとはしゃいでいた夫、

丸く張り出した出窓を見て「わぁ、かわいいね、この部屋」と

弾んだ声を出した母の笑顔。

ハンガリーの旅行を終えたばかりの私の目には、

窓の外の黄色やピンクやグリーンの壁の家々が、

センテンドレというハンガリーの小さな街並みを思い起こさせたり。

思えば、この部屋で、この「Miyukeyの気まぐれブログ」も書き始めたのでした。

引っ越して間もなく始まったコロナ禍に

ブログ友の皆さまとのやりとりや

読ませて頂いたブログ記事に、どれだけ楽しませて頂き

励まされたことでしょう。

大阪で仕事をしていたころは、「書く」ことで自分の気持ちを伝えることから

遠ざかっていましたが、

こうしてブログを書き始め、自分の感動を文章にして発信してみるということ、

読んでくださる方がいるということの嬉しさ、楽しさ、

そして何より、ブログ友さんたちと心が繋がっているということの幸せを

感じることができました。

読者の皆様のおかげです。ありがとうございました。

いまでも、たまにその時の記事を読み返すと、

窓の外の夕暮れに染まる坂を眺めつつ

夢中でブログを書いていたことを思い出します。

家を出るとき、振り返って、「ありがとう」と部屋に向かって言いました。

もう、ここに帰って来ることはないんだな・・・・と思うと

今更ながら寂しさが押し寄せました。

「さようなら」。と言った後、

なぜか、ハンガリーの旅で出会ったガイドさんの言葉を思い出しました。

ハンガリーには、『さようなら』って言葉はないんです。

別れるとき、『またね』と言います。

だから、皆さん、またね!」

ガイドさんはショートカットで金髪の綺麗な若い女の人でした。

最後の挨拶でそう言った彼女の笑顔は、

ちょっとだけ寂しそうで、

でもとてもすがすがしい笑顔を浮かべていたのを覚えています。

どうしてそれを思い出したのか、もう、二度と住むことはないだろうマンションだけれど

今度は、「またね」と言ってみました。

「またね」・・・そう口にしただけで、また会えるような気がするから不思議です。

 

ハンガリーの小さな町、センテンドレのカラフルな街並み。

ハンガリー語の「さようならViszontlátásra」は直訳すると、「再会のために=(またね)」という意味になるそうです。

 

今度はこの部屋に、どんな人が住むのだろう?

ここへ来たばかりの私がそうだったように、

埼玉に住むのは初めてで、ちょっと不安に思っている人かもしれない。

それとも新婚さんか、学生か、ご老人か?

どんな人であっても、新しい住まいを得て、暮らし始めるということは

新しいスタートに、少しの不安と、期待やワクワクを感じているにちがいない。

「幸せにしてあげてね」胸の中で部屋にそう言って、

埼玉のマンションを後にしました。

 

 

 

 

さて、5月から、新しい生活が始まりました。

この街は思ったよりずっと便利で、

田舎ではあるものの、生活に困るようなことはありません。

そして何より、気に入っているところは

私の部屋の窓から美しい山の稜線が見えることです。

今まで、ビルが林立していたり、立派な市庁舎が見えたりといった部屋には

住みましたが(そんな都会の景色も私は大好きです)、

こんなに山の近くに住んだことはありませんでした。

山といえば、温泉地へ旅行に行く時、車内から見た窓の外の

大きな山々。

えー!こんな山の近くに住んでいる人もいるんだなー。

小さなころは、そう思いながら車窓の景色に目を丸くしていたものです。

まさか二十数年後、そんな景色の中に自分が住むことになろうとは!^^

引っ越しをして十日以上経った今でも、

コンビニやスーパーへ行こうと外に一歩出ると

山々がそびえたっているのを見て、

自分が旅行に来たような感覚になるのです。

 

何年、ここに住むことになるのか?

それは神のみぞ知る・・・転勤族のさだめです^^:

次に引っ越すとき、また、今のことを思い出すのでしょうか。

新鮮な気持ちで山々の稜線を眺めたこと、

旅行のような気分でスーパーへ行っていること、

こうしてブログを書いている机の前の窓の外には

山々が連なり、小さな町が見渡せる、この景色を。

そう考えると、

ここで過ごす日々の一瞬一瞬を大切に

笑顔で幸せに過ごしたいと改めて思います。

この地で過ごす日々は私にとって有限、

そして全ての生きとし生きるものにとって人生は有限。

だから、悔いのないように歩みたいと思います。

埼玉の与野公園にて昨年に撮影。いまごろ、あの公園で、また薔薇が満開になっているでしょうか。

 

「またね」と挨拶をした埼玉の街や大好きな東京にも、

また会いたいに行かなくっちゃ!

こんなダラダラのブログを最後まで読んでくださった貴方に、

感謝いたします。

今回もお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

↓愛媛が舞台らしくて、最近気になっている本。

 

<過去記事紹介>

 

miyukey.hatenablog.com

 

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