Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

40歳という節目について考える。「年を重ねる」こと、そして40代の生き方とは・・・?


「なんでもっと早くしなかったんやろう?

20代の女の子たちはみんなかわいくて、いいなぁって思う」

お見合いについての友人の言葉です。

友人は私の同級生で40歳、コロナ禍で離婚して、婚活中。

同じお見合いサイトに登録している若い女の子たちの溌剌とした雰囲気と美しさに

自信をなくしそうだ、と話しました。

 

1、 40歳は中高年の入り口か・・・?

 

確かに昨年、40という節目を前にして、

私も怖気づきました。

「うそー、私が40!?信じられない」と。

高校時代、20代と何が変わったのか・・・?

経験を重ねる度に何かを学んだはずだけど

まだまだ頼りなくて、フワフワと地に足がついていない私。

幼い頃に知った「40は不惑」という言葉から想像していた

「どっしりと構えた大人」とは、ずいぶんとかけ離れているのです。

覚悟を決めて、えいやと跨いだ「40」という敷居。

やっぱり、鏡は正直。

どんなに気持ちは若いとはいっても、40代になって次々と現れる美容の悩みに

心が折れそうに。

 

40といえば、やはりれっきとした中年ではあります。

コロナ禍に、ニュースを見ていると、

「20代、30代の若者」という言葉をしょっちゅう耳にしました。

つまり、39歳までは世間的に「若者」。

40歳からは「中高年」とされるのです。

とある文芸コンテストでは、応募資格の欄に

「Aコース:15歳~39歳」

「Bコース:40歳~上限なし」との記載が。

つまり、今までは中学生とともに「若い感性」で張り合っていたものが

40になった途端に、

人生の酸いも甘いも味わいつくした100歳のおばあさま方とも

競い合うことになるのです。

そのようなことを目にするたび、考えました。

「40の節目って、何だろう?年を重ねるってどういうことなのだろう?」と。

 

2、先人から学ぶ

 

 

作家の本田健は、著書「40代にしておきたい17のこと」の中で、

40代とは、今までの経験からわかった自分の立ち位置や

素質を鑑みながら、人生の後半戦の生き方を考え始める年代だと語ります。

 

幸せな生き方には、2種類のものが必要です。

それは、日常のささいなことに幸せを見出すセンスと、

ワクワクすることを推し進めていく情熱です。

この内面、外面のエネルギーを使って、人生を楽しめるかどうかです。

(P175「16章 正しいことよりも楽しいことを選択する」より)

 

いちばんのカギは、

「これからの人生を最高のものにしたい!ワクワクすることをやって生きよう」

と心に決めることです。

(p108 「第8章 世界に自分が何を残せるかを考える」)

 

これらの言葉は、40代だけでなく、全年齢層の人に言えそうです。

ミドルエイジに足を踏み入れた40歳のいま、しっかりと心に刻み、

ワクワクすること、楽しいこと、笑顔になれることを

選び取っていくことで、これからの人生をより良くしていくことができそうです。

 

Coco Chanel Biography: The Illustrated World of a Fashion Icon (English Edition)

 

 

かの有名なココ・シャネルは、こんな言葉を残しています。

女の人生。本番は40歳から。

それまでは練習みたいなものよ。

そして40歳からが、本当におもしろい

ココ・シャネル99の言葉 (扶桑社文庫)

 

 

時代も国境も超えて愛され、

若い頃から立ち止まることなくファッションの金字塔を打ち立ててきたシャネル。

貧しい生い立ちをものともせず、自らの手で道を切り開いていった彼女が

「年齢」というものに左右されたとは思えません。

年齢を気にする人々を笑うほどの余裕が感じられます。

また、シャネルは、こんなことも言っています。

 

20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生。

でも、50歳の顔はあなたの功績よ。

 

40歳の顔については触れられていませんが

30歳と50歳の中間である40代という10年間を「本番」と思って生き、

いまが「ほんとうにおもしろい」と思って生きたなら、

50歳の顔に誇りを持って「功績」であると言えるのかもしれません。

 

 

 

3、シワは、少女時代が折り重なってできたもの

 

先日、田村セツコさんの展覧会へ行きました。

幼い頃、サンリオの「いちご新聞」に掲載されていたエッセイを、

毎回楽しみに読んでいたことを思い出しました。

田村セツコさんは、なんと齢85歳!

いまでもお元気で一人暮らしをしながら、イラストを描いていらっしゃるそう。

 

少女時代に好きだったセツコワールドを懐かしく思いながら、

展示を見ていると・・・

一枚のパネルに、「年を取ること」についての言葉が。

「おばあちゃんになったって、みんな嫌がるけど、どうしてかしら?

この顔に刻まれたシワには、少女時代が折り重なっている。

若い頃よりいっぱい経験して、素敵な思い出や大好きなものが増えて

人生は豊かになっていく!

『おばあさんになった』ってことは、自分の中に少女のドキドキやワクワクが

増えていくということ・・・」

という意味のことを書いていらっしゃって、

なんて素敵な言葉だろう、と笑顔になりました。

その言葉を体現するかのような、かわいく、うっとりするようなイラストと

日常の小さな幸せ、きらめきについてのエッセイ。

近年、田村セツコさんが「かわいくて素敵なおばあさん」として

人気である理由が分かった気がしました

 

 

40代は「おばあさん」と呼ばれるには、あと20年以上あります。

それまでに、自分の中に「少女」を、どれだけ増やせるのでしょうか?

大好きなこと、モノを、まっすぐに「大好き!」と言い、

自分の中にいる「少女」を何より大切に愛している田村セツコさんのように

小さな幸せやときめきを、ぎっしりと胸に詰めて生きるということに

憧れます。

シワもシミも大嫌い・・・それは変わらないけれど

いつか、それらすらも、自分が生きてきた証だと、誇りを持って

受け止められるときが来るかもしれません。

 

 

4、最後に

 

「二回目の成人式」「人生の後半戦の始まり」「人生の折り返し地点」

40歳は、いろいろな言い方をされます。

確かに20代の女の子たちと外見で張り合うには

フレッシュさも若々しさも足りないかもしれません。

けれど、私達には20代の頃にはなかった「経験」、

経験から学んだ「知恵」や、輝く「思い出」、

田村セツコさんの言う「少女たち」、つまりワクワクやときめきが

たくさんあるのです。

婚活をしている友人に、彼女が持っているたくさんの魅力がわかる

ステキな男性が現れることを祈ります。

そしてまた、私自身も、この40代という10年間を

心を折ることなく、ワクワクした気持ちで充実させられるように

毎日を大切に生きたいと思います。

 

 

根津神社へ行くと、桜が咲いていました。

もうすっかり春。

この春は、どこへ行こうかな?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<過去記事紹介>

 

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