今年も行って来ました、川越氷川神社の「縁結び風鈴」。
約2000個の江戸風鈴が、風に揺れて可愛らしい音を奏でる光景は
まさに圧巻☆
川越の夏の風物詩となっています。
期間ギリギリになってしまったものの、今年も行くことができました。
注)この記事の情報および写真は2022年8月27日のものです。
詳しい情報と感想は、昨年の記事に書きましたので、
ご興味のある方は、ぜひご覧ください☆
川越氷川神社に到着☆
見上げると、大木が風鈴たちを見守るように立っていました。
境内では可愛い風鈴デザインのペットボトルの水も販売しています。
4種類の中から私が選んだ柄。
キンキンに冷えた水がおいしーい!!
コロナ禍で3年ぶりの水の販売だそうです。
かわいい風鈴がぶら下がったベンチで
ひとやすみ♪
風鈴回廊に吊るされた色とりどりの風鈴たち。
短冊に書かれた願い事をのせて、、、
江戸風鈴の職人さんがひとつひとつ丁寧に作り上げた風鈴は
今年も私たちに笑顔を届けてくれました☆
今年の夏は、暑かった・・・
そして、この日も猛暑。
でも、風鈴ごしに見た空が、
すーんと高くて、秋の色をしていました。
まだまだ残暑は厳しいけれど、秋は、もう、すぐそこまで来ているんですね。
さようなら、夏。
風鈴回廊を抜け、鬱蒼と茂った木々の細い道をそれたところに
ひっそりと碑が立っています。
「第11回ベルリンオリンピック(1936年)出場アスリート
鈴木聞多(すずきぶんた)命 顕彰碑」とあります。
埼玉県に生まれ、ベルリンオリンピックにて、その走りで
多くの人に勇気と希望を与えたという鈴木聞多。
しかし戦争という時代の大きな波が、
次の東京オリンピックの出場を許しませんでした。
26歳で戦死。
私が毎回、心を打たれるのは碑の最後の部分に書かれた言葉です。
「地球が一公転するごとに季節の四季は巡る。何度でも巡ってくる。だが、青春、朱夏、白秋、玄冬・・・人生の四季は一回限りである。
人は皆いずれかの季節を、いま生きている。
中には若くして逝き、白秋、玄冬を見ずに終わる人生もある。
だが吉田松陰は、人は十歳で死んでも、その人なりの人生の四季を生きて死ぬのだ、といっている。
二十九歳の若さで生涯を終えた松陰自身が、人生の四季を堪能して旅立った人なのだろう。」
聞多氏も二十六歳という短いがしかし凝縮された人生の四季を生き切った人なのだ。
大正時代に生まれ、昭和に生き、祖国のために戦い、現在の豊かな日本の礎になられた方々を尊敬しそのお一人である鈴木聞多氏に感謝します。
<人生二度なし。与えられた四季を想い、志を立て、今を一生懸命生きる>(顕彰碑奉納者)
どんなに若くしてこの世を去ったとしても、
人の人生は完結している。
短い、長いではなく、人生をどれだけ色濃く充実させられたか、
どれだけ情熱や愛情を持って生き切ったのか、
その生き方なのだと改めて感じます。
自分は、一度しかない、いまの季節を真剣に生きているのかな?
大切な人を大切にして、自分らしく、楽しんで生きているかな?
この碑の前に立つと、いつも、そう自分に問いかけたくなります。
生きとし生けるもの、いつかこの命が終わることがありますが
その瞬間、自分が生きた四季を振り返って、
「ああ、生き切ったなあ、楽しかったなあ」と思える、
そんな人生にしたいものです。
灯が連なる道も美しい・・・・
今年も縁結び風鈴を買うため、社務所へ☆
昨年は7月に行ったので十種類の色の中から選び放題だったのですが
今回はお祭りも終わりに近いため、ほとんどの色が
領布終了していました~泣
なんだか微妙かな?と思っていたら、
なんと、今日(8月27日)から領布開始の風鈴があるというではありませんか!
藍色☆
職人さんがひとつひとつ手作りで作っている江戸風鈴。
まさに一期一会の風鈴を
持ち帰ることができました♪
昨年買った「恋色」と並べると、
夫婦風鈴(?)みたい・・・??
もう9月。そろそろ風鈴をしまう時期だとは思いますが
せっかく買ったので嬉しくて、まだまだ飾っていたい!^^
暑いなあ・・・と感じる間くらいはいいですよね^^
今年も、川越氷川神社の「縁結び風鈴」を堪能しました。
秋空に揺れる風鈴も、いいものです。
今年の夏の出来事を振り返りながら、
風鈴の音とともに夏に別れを告げるひととき。
そして、何回読んでも心を打つ鈴木聞多の碑の文章を読み、
自分の人生の四季というものを考えます。
少しわかりにくい場所にありますが、川越氷川神社を訪れたなら
ぜひこの碑の前に佇んでみてください。
短くも熱く生き抜いた一人の青年の想いが伝わってくる気がしますから。
(鈴木聞多の碑は本殿の裏側にあります。
私はこの神社を訪れて三回目に、たまたま見つけました。
わからないときは、社務所で聞いてみてくださいね^^
また、川越氷川神社の縁結び風鈴は2022年9月4日までです。)
最後までお読み頂きありがとうございました。
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