Miyukeyの気まぐれブログ

関東在住の30代主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪

アラフォー女子の「老い」と「老後」

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「老後」はまだまだ先な気がするけれど、私たちは日々、一歩ずつ「老い」に向かって歩いている。


☆目次☆

1、年を重ねることとは

2、「若い」ことは「美しい」のか

3、アラフォーの老後計画

 

1、年を重ねることとは

 

中学生の時、教科書にいわさきちひろさんのエッセイが載っていた。

「老いる」ということについて考えるとき、

私は 「大人になること」というそのエッセイを思い出す。

以下は、そのエッセイの抜粋だ。

 

人はよく若かったときのことを、とくに女の人は娘ざかりの美しかったころのことを何にもましていい時であったように語ります。けれど私は自分をふりかえってみて、娘時代がよかったとはどうしても思えないのです。

生活をささえている両親の苦労はさほどわからず、なんでも単純に考え、簡単に処理し、人に失礼をしても気付かず、なにごとにも付和雷同をしていました。思えばなさけなくもあさはかな若き日々でありました。

 

ましてあのころの、あんな下手な絵しか描けない自分にもどってしまったとしたら、これはまさに自殺ものです。

 

もちろんいまの私がもうりっぱになってしまっているといっているのではありません。だけどあのころよりはましになっていると思っています。そのまだましになったというようになるまで、私は二十年以上も地味な苦労をしたのです。失敗をかさね、冷汗をかいて、少しずつ、少しずつものがわかりかけてきているのです。なんで昔にもどれましょう。

 

自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んでいくのが、不思議なことだけれどこの世の中の生き甲斐なのです。若かったころ、たのしく遊んでいながら、ふと空しさが風のように心をよぎっていくことがありました。親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。

いま私はちょうど逆の立場になって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。

これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人というものはどんなに苦労が多くても、自分のほうから人を愛していける人間になることなんだと思います。

「ひろば」(至光社)53号(1972年4月)より

 

 引用元:

大人になること | いわさきちひろ記念事業団 公式サイト

から抜粋

 

女性は「若い」ということを、とても良いことのように言うけれど

自分の才能を磨くために日々努力を怠らず

たくさんの経験を積み、一日一日を精一杯生きていれば

こんな風に考えられるんだ・・・と

その当時、中学生だった私の心に

新鮮な驚きをもたらしてくれたことを覚えている。

「自分の力で世を渡っていく」「自分の方から人を愛していける」

そんな立派な大人になれるかどうかはわからないけれど

今よりは少しは自分を好きになり

周りの人を受け入れ、技術を磨けるなら

大人になって老いていくのも悪くないなあと

中学の教室で、私はぼんやり考えていたのだった。

以来、こんなアラフォーになるまで、

いわさきちひろさんのこのエッセイは

胸の奥底にきらりと光る宝物のように埋まっていて、

私を時折、励ましてくれた。

夫の自殺、戦火での自宅焼失、

作品に対する「少女趣味だ」との周りの批判・・・

たくさんの試練を乗り越えながら

55歳の若さで癌のため亡くなったいわさきちひろさんの人生。

あの懐かしく優しく温かい陽だまりの中のような絵は、

人生の様々なことを、抗うことなく受け止めてきたからこそ

生まれたものなのかもしれない。

ちひろ 花の画集

 

 

 

2、「若い」ことは「美しい」のか

 

アンチエイジング」が叫ばれて久しい。

女性はもちろん、男性までも「若さ」を渇望している。

いまや「若い」は褒め言葉の代名詞だ。

けれど「年齢よりも若く見られた」「『若い』と言われた」と狂喜している人を見ると

私はほんの少し滑稽に感じてしまう。

「若さ」とは何なのか?

「若い=健康」? 「若い=肌のツヤやみずみずしさ」?

「若い=イキイキしている」?

その全てだ、と答える人もいるかもしれない。

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「若さ」とは何か?「美しさ」とは何か?


 

四十が近づくにつれ気になりだした自身の姿の変化には

私も目を向けたくないことがある。

でもだからといって「若いわぁ」「20代に見える!」と言われたからと言って

それが「美しい」という意味になるのだろうか。

(実は私は「細い」という言葉にも同じことを感じており

「細い=美しい」という単純な考えに疑問を持っている)

 

女性誌をはじめ、様々なところで「アンチエイジング」という言葉が乱れ飛ぶ中、

アンチエイジング」とはまた異なる視点から「年を重ねること」を捉えた

「ポジティブエイジング」という流れもある。

 

「ポジティブエイジング」とは・・・

 美容意識において、アンチエイジング抗老化)という考え方とは一線を画し、老化を受け入れ、年齢を重ねることを楽しみながら、充実した内面の輝きが見える美しさを目指す考え方。

引用元:

ポジティブエイジング | 時事用語事典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

 

 「アンチエイジング」という言葉の使用を辞めると宣言した女性誌も存在する。

アメリカの女性誌「アルーア」だ。

加齢は誰もが経験する自然な変化。しかし多くの社会では「若さを保つ秘訣」「老化は敵」といった、加齢は良くないという考えが浸透している。

アメリカの女性雑誌「Allure(アルーア)」は、この「若い=美しい、加齢=下り坂」というトレンドに終止符を打つために、「アンチ・エイジング」という言葉を使うのを止めると宣言した。

 

編集長リー氏は「年齢を重ねるということは、新しい日を迎え人生を楽しむ機会が増えるチャンスが増えるということ」と言いながらも、加齢が必ずしも素晴らしいことばかりでもないとも認めている。

ただ、若くなければ美しくない、人生にはピークがあってそこを過ぎれば後は転がり落ちるだけという考え方を止めたい、だからアンチ・エイジングという言葉は使わないと訴える。

引用元:

「アンチ・エイジング」やめます。女性は年齢を重ねても美しいから。女性誌が宣言 | ハフポスト LIFE

 

 

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あなたは「老い」をどう受け止める・・・?

 

 生きとし生けるものは時の経過とともに変化していく。

人間の身体という「容れもの」もまた、

時間の流れに逆らうことはできない。

それを受け入れるのか、あらがうのか。

受け入れすぎて努力を怠り老け込むのは論外だが

年を重ねることにポジティブなイメージがあってもいいのではないだろうか。

「細い」とか「痩せている」とか「若い」と言った言葉に惑わされず、

本当に「美しい」とは何なのか、

美しい生き方、真に美しい人とはどんな人なのか

もしそれを人々が自身に問いかけることができたなら

この世には、もっと多様な「美」が存在するはずだ。

 

3、アラフォーの老後計画

 

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高校時代の同級生の友人Aと久々にカフェでお茶をした時のこと。

友人A:「みゆ(←私のあだ名)は、老後はどうするの?

    私たち、子供もいないし、一人っ子だし。

    このままいったら、孤独死とか目に見えてるやん。

    老後は、どうやって過ごすつもり!?」

 

私はびっくりしてケーキを食べる手を止めた。

独身だった頃は恋と仕事に精一杯、

やっとお互いに幸せな結婚生活を送り、

仕事も順調で安寧の日々を手に入れたと思ったら

今度は30年以上も先の老後のことを考えなくてはいけないのか。

 

友人A:「みんな死んじゃって、もしご主人も先に亡くなったら

    足腰も弱くなって一人でいるって不安じゃない?

    私は絶対、子供がほしいと思ってる!

    だって老後の世話してくれる人、だれもいないし!」

私:「ちょっと待って、じゃあ子供は老後の保険なん?」

友人A:「それだけじゃないけど、それもある!」

 

きれいごとだけで人生は生きていけない。

老後資金2000万円問題や年金の問題、

たくさんの不安要素が溢れるいま、

貯金も老後の住まいも、子供も必要だという彼女の言葉は

ずしりと重くのしかかってきた。

 

顔を合わせる度、彼女の鋭い質問は続く。

友人「みゆは、老人ホームかシニアマンションか、

   どっちに住もうと思ってる?

   私は足腰が立つうちは今のマイホームに住んで

   不安になったらシニアマンションに引っ越すつもり」

私「・・・・・・・・・」

友人「シモの世話をアカの他人に任せるのは

    みゆは平気?

    私は自分の子供になら世話してもらいたい」

 

これが30代のティータイムの話題なのかと

私は周りを見回す。

流行の服を着て優雅にケーキと紅茶を楽しんでいるように見える人々も、

実はこんな会話をしているのかしら。

子どもに老後の世話をしてもらいたいと言ったって、

子どもには子どもの人生があり、どこでどう暮らすのか

親が強いることなどできない。

自身の老後のためを思って子どもを産むなんて

子どもがかわいそうなんじゃないか。

いまからシニアマンションか老人ホームか決めたところで

何十年先の状況なんて今からわかったものではない。

 

それでも、彼女の質問に何一つ答えられない私は

たしかに彼女から見ると「夢見る夢子さん」でしかないのかもしれない。

昔から「地に足をつける」ことが難しかった私。

時には夢を見ながら、時に現実に目を向ける、

そのちょうどいいバランスを見つけたいと思っている。

友人がどんなに厳しい老後の現実を突き付けてこようと

私にとっては、やはり老後はまだ

遠い地平線の向こうに見える蜃気楼のようにしか思えないのだ。

 

「理想の老後」と言われても、抽象的なイメージしかわかない。

イメージを現実にするために、いましなければならないこと。

それを夫婦で話し合い、自分でもしっかり向き合って

計画することが必要だ。

「老後」と向き合う私の日々は、まだ始まったばかりだ。

 

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満ちたりた老後を過ごしたい、それはみんな同じ。

 

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

注)当記事で使用した画像はロイヤルティフリー画像素材Pixabayから頂きました。

(https://pixabay.com/ja/)

 

<「若さ」や「未来」に関する過去記事>

 

 

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