京都の「六角堂 頂法寺」は、私が大好きなお寺。
六角堂にあるものといえば、おへそ。
そして、恋の実る柳とたくさんのお地蔵さま、
ハト、私が大好きなあの鳥も・・・☆
見どころいっぱいのパワースポットでありながら、
歴史的にも非常に重要な場所である六角堂 頂法寺を
ご紹介したいと思います。
今回は家族と六角堂を訪れました。
最近、ようやくスマホデビューを果たした叔父が
スマホカメラで、六角堂をパチパチ。
今までカメラとは無縁、写真も興味がなかった叔父が写した写真が
なかなかの力作だったので、何枚か拝借して
今回の記事に載せることにしました。
(本人の了承を得ています^^)
叔父が写した写真には「photo by uncle yamahi」の記載をしております。
1、縁結びの柳の下でエネルギーチャージ
photo by uncle yamahi
ビルが建ち並び車が行き交う、まさに京都の街中の
喧騒の中に六角堂はあります。
それなのに・・・
六角堂は、いつも静寂に包まれています。
一歩足を踏み入れた瞬間に外界の騒音がかき消され、
自分と対話できる場所なのです。
587年、聖徳太子が創建し、
それ以来、庶民の信仰を集めてきたお寺。
地元の人には「六角さん」と呼ばれて親しまれているとか。
素敵な恋を求める人々が結びつけたおみくじでいっぱいの柳。
photo by uncle yamahi
まっすぐ進むと、青々とした大きな柳。
実はこの柳にはいわれがあり、
この柳の下で恋に落ちたのだそうです。
それ以来、恋が叶う隠れたスポットとなりました。
柳の下に入ってみると、なんて気持ちがいい・・・
緑色の噴水の下にいるように、エネルギーが降り注いでくるみたい。
こんな素敵な場所で恋に落ちるなんて、なんてロマンチックなんでしょう?
私は夫ある身なので、出会いは求めていませんが
ワクワクドキドキできる出来事、モノ、人、仕事とのご縁は
いつでもウェルカムです!!
優しく葉を揺らす柳にエネルギーをいっぱい頂きました。
2、京都のおへそを見~ちゃった!
柳のすぐそばには、小さな六角形の石が。
なんとこれが、「京都のおへそ」なんですって!
どういうことかというと・・・
京都の中心地であり、おへそ。
真ん中に丸い穴も空いていて、
なんだか可愛らしいですよね。
3、鳥たちの集う寺
六角堂の鳥といえば、ハト!
境内にはたくさんの鳩さんがいます。
平和のシンボルといわれるハトの羽ばたきや鳴き声が
境内にはいつも響いていて、とても心地いいのです。
茶色の鳩さんも、ちらほら。
ハトはこのお寺のシンボル。
社務所ではファイルやしおり、ハトグッズがたくさん売っています。
私はハトみくじを買いました☆
幸福鳩みくじ!ひとつひとつ手作りで、止まり木の部分がおみくじになっています。
でも、六角堂に集う鳥は、ハトだけではないんです!
実は、奥に白鳥さんも・・・!!
白鳥って、なんて優雅☆
ただ見ているだけで、気持ちが落ち着いてくるから不思議ですね。
右:photo by uncle yamahi
実は、私が六角堂へ行ったのは今回3回目。
3回目にして初めて白鳥の存在に気付きました・・・!!
奥のほうなので、皆さんが行かれる際は、お見落としのないように☆
白鳥さんは4羽います。
立派な鯉も元気よく飛び跳ねていました。
この白鳥のいる池は、実はこのお寺のとっても重要な場所なのです。
その理由は後ほど・・・^_^
4、願いが叶う?お地蔵さまにささやいて!
六角堂内では、たくさんのかわいいお地蔵さまと像に出会えました。
一番の圧巻は、十六羅漢像。
photo by uncle yamahi
羅漢とは、仏の教えを人々に伝える僧です。
その他にも、いたずらっぽい顔をした邪鬼も交じっていました☆
住職がタイのチェンマイを訪れた際に、
この像に出会ったことがきっかけなのだそうです。
笑い声が聞こえてきそう・・・! photo by uncle yamahi
社務所に売っている小さな地蔵守りをさすりながら
このお地蔵さまにお願いすると、聞き届けていただけるそうです。
ビルの間にある六角堂。十六羅漢のすぐ横にも近代的なビルが。
こちらは「一言地蔵さん」。
首をかしげているのは、私たちの願いを叶えようかどうしようかと
迷っている姿なんですって。
・・・いや、そう迷わずに叶えてくださいよ~おねがいします!
一つだけ!と言われると、何をお願いしようか、迷いませんか?
こういう時、ひとつの願いをすぐに決められる人は
ブレていない素敵な人だなぁと思います。
私は煩悩だらけ&欲張りなもので、
なかなか「ひとつの願い」が決められず・・・(汗)
あなたなら、たったひとつの願い、なにを祈りますか?
お寺の奥にズラリと並んでいるお地蔵さまにもお参りを。
photo by uncle yamahi
「わらべ地蔵」という子供を守ってくださるお地蔵さんです。
大小さまざまな丸っこい石に、ひとつひとつ毛糸の帽子がかぶせてあります。
顔はなくても、かわいいお顔が見えるような気がしてくるから
不思議。
見ているだけで、ほっこりと心が温かくなります。
5、実は深い関わりが!聖徳太子と親鸞聖人、そして六角堂
白鳥がいる池には、こんな看板がありました。
そう、ここは聖徳太子が沐浴した場所、
そして六角堂建立のお告げを受けた場所なのです。
太子堂と呼ばれる朱色の建物 photo by uncle yamahi
100日間、参籠していた場所でもあります。
救世観音菩薩の夢告を得たとも。
親鸞聖人の像 photo by uncle yamahi
親鸞堂 photo by uncle yamahi
また、この六角堂は池坊発祥の地としても有名です。
こじんまりとしたお寺でありながら、見どころがぎっしりと詰まった六角堂。
時間や季節を変えて、何度も参りたいお寺のひとつです。
photo by uncle yamahi
閉門は5時。
お寺を出ると、住職が鐘をついていました。
京の街に響く鐘の音は趣があります。
六角堂の鐘は、寺の敷地内ではなく、道路を隔てた向かい側にあります。
6、最後に
京の街中にありながら、その喧騒を忘れさせる静けさ・・・
六角堂 頂法寺は小さなお寺ですが、お伝えしたように、
見どころがギュギュっと詰まっています。
心が疲れたとき、六角堂へ足を運んでみるのもいいかもしれません。
その穏やかな空気に、きっと心が洗われることでしょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
<過去記事紹介>