美しい映画、と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
美人女優やハンサムな男優が、まばゆいばかりの豪華な服を着て登場する映画?
それともパリやニューヨークの綺麗な街並みが舞台の映画?
もしそれらを求めているのなら、残念ながら、この映画はおすすめできない。
ポンヌフとは、パリで一番美しく、一番古いと言われる橋の名前だ。
どんなに美しくロマンチックなラブストーリーなのか?と
タイトルから期待しながら観はじめると・・・
冒頭から恐ろしい浮浪者のシーンで震え上がる。
はっきり言って、全然ロマンチックじゃないし、美しくもない。
けれど、失うものがない男のひたむきな恋、
純粋に、彼女だけを想う盲目的な愛を
「美しい」というなら、
この映画ほど美しいものはない。
心のままに、ただ愛し、走り、生き抜く二人の日々が、まぶしい一作。
本当の意味で「美しい」とは何なのか?ということを
自分に問いかけたくなる映画だ。
「ポンヌフの恋人」おすすめです!よろしければぜひTUTAYAで借りてみてください☆(^^)