週末は王子へ桜を見に行きました。
飛鳥山公園の桜は、早くも散り初め。
満開でも散り初めでも。桜は人々を笑顔にするのですね。
今回は、どーーうしても参拝したい神社がありました。
それは王子神社。
日本でも珍しい「髪の神さま」が祀られているとか。
美髪・美容に関心がある方は必見。
そして、私はなぜ髪の神さまに参りたかったのか・・・^ ^
ぜひ最後までお付き合いください。
花の命はあっという間だけど、「いま」という時を、命の限り美しく咲いています☆
その姿に、力をもらえるのです。
飛鳥山公園は、昨年も訪れました。
満開の桜の写真と、それを見て感じたことを書いた記事は
こちらです。
1、階段からの絶景
音無川の傍の階段を上がっていくと
王子神社に繋がっています。
階段を登りきったところで振り返ると・・・
絶景~☆
音無親水公園の桜が階下に見渡せます。
階段の途中には、立派な銀杏の木。
なんと600年以上もここで、この街を見守ってきたのです。
この一帯を襲った戦災で、社殿も境内も焼けたのに、
たった一本、残っていた ご神木・大イチョウ。
東京都指定天然記念物です。
堂々とした姿は温かく強く、パワーがみなぎっていて
元気をもらえました。
戦災を免れた強運にあやかりたいものですね。
秋にはどんなに美しいか・・・また再訪したいです。
神社に続く道にはかわいいピンクのお花がたくさん。
桜も美しいけれど、
桜と同じ時期に咲いているお花たちも、とっても綺麗。
桜並木の喧噪から離れたところで健気に咲く
ピンクのお花たちに心洗われる気がしました。
ちなみに、実は階段を上がらなくても王子神社へは行けます。
大鳥居が道路側にあります。
でも、もし訪れることがあれば、ぜひ階段のほうへ行ってみてください。
綺麗なお花や銀杏の木や、風情ある景色に出会えますから。
2、王子神社 美髪の祖神は、まさかの・・・
全国でも珍しい美髪の神さまが祀られているという
王子神社の末社、関神社。
その神さまとは・・・!?
なんと、蝉丸!
蝉丸公って、あの百人一首の坊主のおやだま!!
「これやこの 行くも帰るも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関」
蝉丸法師は、坊主のはずなのに、美髪の祖神??
そもそも蝉丸公は、なぜ髪の祖神になったのでしょうか。
蝉丸は、延喜帝(第60代天皇・平安時代)の第四皇子で、小倉百人一首にも選ばれた歌人だが、髪が逆髪で嘆き悲しむ姉のために「かもじ」を考案し、髪を整える工夫をしたことから、日本の「かもじ・かつら」のパイオニアとして「音曲諸芸道の神」「髪の祖神」と呼ばれ崇敬を集めている
引用:Vol.10 かもじ・かつらのパイオニア 髪の祖神・蝉丸を祀る神社 東京都北区 関神社 | 全国理容生活衛生同業組合連合会
なるほど!
生まれつき髪が天に向かって生えているなんて
女性としては悲しいですよね・・・
この時代に、お姉さんのためにカツラを作ってあげるなんて
蝉丸は、優しい弟だなあと思いました。
カツラは、兄弟愛から生まれたのか・・・
黒字に、うっすらと波立つ線が入っているデザイン。
平安時代の女性の長く美しい黒髪を思わせる素敵なお守りです。
さいたまに引っ越してからというもの、
良い美容院に巡り合えず、美容院ジプシーになっている私。
このお守りで、しっくりくる美容院に出会えるかな??
最近では、髪に悩みのある男性も
関神社に数多く参拝しているのだとか。
王子神社には、厄除け、家内安全、運気回生のほか
「子育大願」という子育て世代には嬉しいご利益もあるそうです。
緑に囲まれたご本堂。
清らかな空気の中で、ゆっくりと時間が流れていきます。
手を合わせて祈る時間は、
自分と向き合う時間でもあります。。
感謝の心と自分自身の心の声に耳を澄ませて。
平成29年、天皇陛下御即位を祝して行われた神輿渡御の神輿は、ガラス越しに見学可能です。金と朱色の輝きがまぶしい!
3、最後に
古くから、この地を見守り
たくさんの人々の祈りを受け止めてきた王子神社。
美髪や美容、子育てなどのご利益のある神社として愛され
神社の横にある階段を下りれば、
日本の都市公園100選に選ばれた美しい音無親水公園が。
春は桜の花が咲きこぼれます。
機会がありましたら、ぜひ訪れてみてほしいおすすめの神社です。
音無親水公園は、はっとする景色でいっぱい。
音無川にかかる橋は、桜に似合う美しいデザイン。
桜の花よ、楽しませてくれて、ありがとう!
また来年の春、笑顔で会いたいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。