Miyukeyの気まぐれブログ

愛媛県在住のアラフォー主婦です。本、洋画、訪れた場所などの感想を気まぐれに、かつ自由に綴りたいと思います☆笑顔の扉の”key"を見つけられる毎日になることを祈って♪現在は、仕事繁忙期のため月に2回の更新となっていますが、よろしくお願いいたします☆

旧軽井沢 ホテル音羽ノ森のスイートルーム☆ 格調高いロビーと、秋の庭園で優雅な時を

軽井沢でたっぷりと観光を楽しんだ後は

ホテルでゆったり。

重要文化財でもある旧三笠ホテルをモチーフに

クラシックホテルの品格を具えた「ホテル音羽ノ森」。

広々として美しいスイートルームや

緑あふれる庭園、優雅で素敵なロビーなどをご紹介致します。

 (写真は全て2021年9月27日〜29日に撮影したものです)

 

1、木立の間を抜けて・・・音羽ノ森ホテルに到着

 

ホテルに向かったのは、もう夜の帳が下りる直前のこと。

夕陽が射し込む木立を抜けると

見えてきたのは音羽ノ森ホテル♪

f:id:Miyukey:20211011125729j:plain

 

早速、中へ♪

 

f:id:Miyukey:20211011125215j:plain

 

創業は1982年。

 

f:id:Miyukey:20211010222241j:plain

かぼちゃたちがお出迎え♪


洋館風の建物と、季節を取り入れた飾り付けに期待感がマックス☆

 

2、クラシックな落ち着いた雰囲気と

   かわいいヒツジさんがお出迎えのロビー

 

f:id:Miyukey:20211010224053j:plain

 

ロビーには音羽ノ森のマスコット、三匹のヒツジちゃんたちがお出迎え♪

ハロウィンの衣装がかわいい☆

 

f:id:Miyukey:20211012113649j:plain


ヒツジ家族の後ろは、「Bar三笠」。

そうなんです、このホテルは

旧三笠ホテルをモチーフに建てられているのです。

旧三笠ホテルといえば

あの有島武郎渋沢栄一も宿泊した

純西洋風建築で重要文化財となっているホテル。

旧三笠ホテルのクラシックで格調高い雰囲気をそのままに、

より新しい建物で、快適に過ごせる音羽ノ森ホテルは

旧三笠ホテルに憧れる人々にも愛されてきました。

 f:id:Miyukey:20211012135124j:plain

暖炉やランプ、木のぬくもりを感じる美しい調度品にうっとり♪

 

f:id:Miyukey:20211012114656j:plain

張り出した白塗りのアーチ型の窓からは庭園が見渡せます。

 

ソファ席の向かいにはテーブル席も。

f:id:Miyukey:20211012114741j:plain

f:id:Miyukey:20211012114951j:plain

 

 

f:id:Miyukey:20211012115120j:plain

 

f:id:Miyukey:20211012114835j:plain

 

 

森の中の邸宅でくつろいでいるかのような優雅な雰囲気☆

軽井沢の森で、羽を伸ばし、遊び疲れたら

こんな素敵なホテルが待っていてくれる・・・

至福の時です。

f:id:Miyukey:20211012120224j:plain
f:id:Miyukey:20211012120159j:plain
f:id:Miyukey:20211012120211j:plain
f:id:Miyukey:20211012120252j:plain
ハロウィーンの飾り付けもひとつひとつ見て回るのが楽しい♪

 

3、スイートルームに続く道。

      別館のエントランスも素敵です

 

お部屋はフロントの向かいの別館。

緑いっぱいの庭園を横切る度に

軽井沢の澄み切った空気を堪能できる!

これも、おもてなしのひとつ??

 f:id:Miyukey:20211012135214j:plain

 

別館へと移動すると、美しいエントランスが。

f:id:Miyukey:20211012121409j:plain

f:id:Miyukey:20211012121437j:plain

 

 階段のゆるやかなカーブを縁取る黒い手摺りと

奥に見える東山魁夷の絵画が美しい☆

 

f:id:Miyukey:20211012170205j:plain

パリのシャンゼリゼ通りの絵画も。

 

少し廊下を行くと、もうお部屋。

私たちのお部屋のすぐ隣には、有元利夫さんの絵画が・・・!

有元利夫ファンの母は大喜び。

 

f:id:Miyukey:20211012231857j:plain
f:id:Miyukey:20211012231910j:plain

 

 

4、広々とした美しい空間で身を休める。

     音羽ノ森ホテルのスイートルーム

 

いよいよスイートルームへ☆

 

f:id:Miyukey:20211012121935j:plain

 

広々とした部屋でリラックス。

ソファの向かいにはテレビがあります。

 

アーチ型窓から庭園の緑を眺めて癒されるひととき。

f:id:Miyukey:20211012122125j:plain

 

 

f:id:Miyukey:20211012122151j:plain

 

こちらは寝室。セミダブルのハリウッドツインのベッド。でっかーー

f:id:Miyukey:20211012122258j:plain

f:id:Miyukey:20211012122423j:plain

ベッドの向かいにはテレビ。

私は旅先でテレビは見ませんけど。

 

ランプに照らされる絵画は2枚とも馬の絵でした。

こちらに来てから馬の絵やデザインをたくさん見ました。

軽井沢と乗馬は、切ってもきれない関係なのかもしれません。

軽井沢が舞台の文学作品にも数多く出てくる

上流階級の人々の乗馬姿を思いながら、

絵画にうっとり。

f:id:Miyukey:20211012122446j:plain

 

使いやすい広い洗面所。(←これ大事)

ダブルシンクは嬉しいですね。

アメニティはロクシタンでした。

香りは男性でも女性でも使えるバーベナ

f:id:Miyukey:20211012122533j:plain

 

お風呂とトイレは独立型なので、日本人には非常~に嬉しい。

そして、ジェットバス☆

広々としたバスルームで

日頃の疲れもストレスも更にゼロに。

f:id:Miyukey:20211012122602j:plain

 

お部屋に置いてあったヒツジさんのコーヒー♪

やっぱりかわいい~☆

 f:id:Miyukey:20211012135254j:plain

 f:id:Miyukey:20211014033324j:plain

                     また、ぜったい泊まりたい♪

 

 

5、ダイニングレストランでの絶品料理の数々

                        少しだけご紹介

 

朝食とディナーは、ホテルのレストラン「桂姫」へ。

シャンデリアとランプや素敵な絵画、

ずらりと並ぶ窓、キャンドルやお花。

お料理への期待感マックス☆

 

f:id:Miyukey:20211014033047j:plain 

 

f:id:Miyukey:20211014132818j:plain
f:id:Miyukey:20211014132834j:plain
f:id:Miyukey:20211014132906j:plain



 

f:id:Miyukey:20211014033115j:plain チョコクリームがクリーミーな絶品チョコケーキ。

f:id:Miyukey:20211014133725j:plain
f:id:Miyukey:20211014132848j:plain
f:id:Miyukey:20211014123054j:plain
f:id:Miyukey:20211014123043j:plain
左から) ①旬の果物を使ったデザートプレート。 ②朝食のデザート
③朝食に絶対食べてほしい名物フレンチトースト!!座布団みたいな見た目もカワイイ。
④標高1000mの軽井沢で育った新鮮な野菜を朝からたっぷりと。

運ばれてくるお食事の一皿一皿が、創意工夫されていて、とっっても美味しい!

ディナーは、フレンチのコース料理なので、

この記事で載せると長くなってしまうため、またの機会に。

お料理って、アート。

重ねるお皿の色合いや大きさ、食材との色、形のバランス

もちろん味のマリアージュまで。

全てが計算し尽され、素材の味を生かしたお料理の数々・・・

そして!!

 お腹いっぱいでも、ぺろりと食べてしまえるデザートが、絶品です!

2泊目の夕食は、前日とは全て違うお料理☆

そちらも美味しかった☆

 

6、音羽ノ森ホテルの庭園散策☆

          秋の深まりと文学と。

        

食事の後はのんびりと庭園を散策。

f:id:Miyukey:20211013194939j:plain

 

「マリアの小道」とか「ヨセフの小道」という名前がついています。

ふかふかした苔がびっしりと生えた木立の中のかわいい細道。

 

 

f:id:Miyukey:20211014041917j:plain

 小鳥のさえずりを聞きながら木漏れ日の中を歩いて行くと・・・ 

 

 

 f:id:Miyukey:20211014041934j:plain

パラソルと黒いチェア。

避暑地らしさが漂います。(私たちが訪れたのは9月末ですが・・・)

 

 

f:id:Miyukey:20211014041950j:plain

パラソルの下で秋の風を感じていると・・・

こつん!ボツン!と、なにやら、音が。

木々から落ちてきた木の実がパラソルに当たった音でした。

いくつも、いくつも。

軽井沢では、9月でも、もう秋の深まりがひしひしと感じられるのです。

 f:id:Miyukey:20211014042012j:plain

庭園で「てのりごちさん」を撮影しました。どこにいるか、わかりますか~???

「てのりごちさん」って、なに?という方は、こちらの記事をご覧ください。

私が買ったちょっと不思議で愛しいモノ3選 - Miyukeyの気まぐれブログ

 

 

<ここで・・ホテル紹介をちょっと休憩

軽井沢の木の実の音を聞いて思い出した軽井沢文学作品>

ホテルの紹介は、次の章へ続きます。

文学に興味がない方は、次の章(7、最後に)へジャンプしてください。

 

軽井沢は多くの文豪たちが別荘を構え、執筆に励んだ場所。

堀辰夫の「風立ちぬ」も軽井沢を舞台にした小説です。

結核を患った婚約者、節子に付き添い

サナトリウムで過ごす主人公「私」。

明け方近くに栗の木が落ち、屋根をたたく音に驚いて

目を覚ました「私」が節子の部屋へ行ってみると、彼女も起きていました。

結核で多くの人が命を落とした時代。

節子の身にも、刻一刻と死が迫っていました。

二人はお互いを愛おしみ、やがて来る冬とともに訪れる

「死」という別れを確かに感じながら頬と頬を合わせます。

冷たい頬を伝う、どちらのものともわからない涙や

息遣い、髪の匂い・・・お互いの「生」を強く感じる二人。

栗の実が落ちる音、それは季節の移り変わりであると同時に

二人にとっては「死」=「今生の別れ」の足音でもあるのです。

悲しくも、美しい場面です。

パラソルに当たる木の実の音を聞いて、そのシーンを思い出しました。

それを母に言うと、母も全く同じことを思い出していました。

堀辰雄は、母の大好きな作家。

軽井沢を心から愛し、

軽井沢や隣町・追分を舞台にした作品を残しました。

 

f:id:Miyukey:20211014033904j:plain

 

また、堀辰雄が父のように慕っていた

詩人、室生犀星も、軽井沢に別荘を建て、

毎夏を過ごしました。

こんな詩があります。

私はふと心をすまして/ その晩も椎の実が屋根の上に

時を置いて弾かれる音をきいた/

まるで礫を遠くから打ったやうに

侘しく雨戸をもたたくことがあつた

(中略)

それは誰でも彼の実のおちる音を

かつて聞いたものがお互ひに感じるやうに

まるで人間の微かな足音のやうに/温かい静かなしかも内気な歩みで

あたりに忍んでくるもののやうであつた

(中略)

自分は彼の愛すべき孤独な小さな音響が/実に自然に、寂然として

目の前に落ちるのをきいていた

私は父を亡って/遠く郷里から帰って座っていた

あたかも自らがその生涯の央に立って

しかも「苦しんだ芸術」に/あとの生涯をゆだねつくさうと心に決めた

深い晩のことであった

室生犀星詩集 (新潮文庫)より抜粋 

「初めて『カラマゾフ兄弟』を読んだ晩のこと」

 

悲しくも美しい情景が浮かんでくるような詩を思い出す

秋の光に溢れた庭園でのひとときでした。

 

 

 

7、最後に☆ 

 

美しい調度品や優雅な空間、

格調高い落ち着いた雰囲気、美味しく創意工夫された料理、

笑顔のスタッフさんたちのホスピタリティー

真の意味で宿泊客をもてなす心が

「良いホテル」であり、印象に残る宿といえるのでしょう。

感動と発見に溢れていた軽井沢の旅。

その数々の思い出を彩ってくれているのが

音羽ノ森ホテルの素敵な空間なのです。

f:id:Miyukey:20211014125845j:plain

ヒツジちゃんたち、ありがとう☆また行くからまっててね~♪

 

長い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

 

 

☆軽井沢の万平ホテルのカフェについての記事は、こちら

miyukey.hatenablog.com

 

 

Xserverドメイン

お名前.com

今週のお題「お風呂での過ごし方」

やっぱりジャグジーバスは最高です♪